331: 名無しさん@おーぷん 20/01/21(火)12:17:41 ID:i7.ep.L1
皆のいう衝撃とはちょっとズレてるかもしれない
俺は三人兄弟の長男で、妻の姓を名乗ってる
弟二人が「男が女に名前を合わせて変えるなんてありえない、
男は跡取りとしての役割がある」と言ってて
なんか跡取り問題で揉めそうだなと思ったので、
両親や親戚の反対を押し切って妻の姓にして妻の実家で同居した
その際に遺産相続は一切しないとの一筆を書かされたが、
元々遺産は求めてなかったので二つ返事で書いた
両親と祖母は開いた口が塞がってなかったが、弟二人は小躍りしてた



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前、法事があって実家に行ったとき、祖母、母、叔母、伯母、従姉妹、
妻が連れたって台所に食事の支度をしに行った
俺はいつものくせで、ひょこひょこと妻の後ろに付いていった
台所についたら、女性陣の目が一斉に俺に注がれ、「何しに来たの」と言われた
ビビりながら「え、何って、手伝いだけど」と伝えたら、妻以外が雷に打たれたような顔をした
伯母から「それならこれを持っていって」と大量のビール瓶とグラスを任されたので、
食卓のある三間続きの和室に運んだ
そこでは父、弟を始め、親戚全員の男性が当たり前のように座り込んでテレビをつけて寛いでいた
そして俺の運んだビールで酒盛りを始めた
俺は早速あいた瓶を持って台所に向かうと、
また女性陣が驚いた顔をして、「また来た!」と言われた
再度「何しに来たの」と言われたので、
「だから手伝いに」というと、酒のつまみを運ぶように頼まれた
再度戻るともう驚いた顔はされなかった
俺は普段妻の実家にいるとき、台所に立つ妻の隣でいつも何か手伝いをしてた
カレーの日なら簡単に皮がむける玉ねぎと人参の皮をむき
妻が鍋で調理を始めたらその隣で洗い物をする感じ
元々アトピー持ちの妻の手荒れが心配で洗い物全般を引き受けることから始まった習慣だが
それがいつの間にか俺の日常になっていて、
妻が台所へ立つと無意識に俺も台所へ行くようになっていた
妻の実家で同居になるまで、俺は男性陣と同じようなことをしていた
そういえば元々妻の実家でも、
同居した直後は義母から「常識無いわね」と散々叱られて家事を覚えたんだった
半泣きになりながら自分の溜め込んだワイシャツの黄ばみを歯ブラシで落とし、洗濯して
どうやっても上手くアイロンがけが出来なくて、惨めになりながら
何時間もアイロンと格闘したっけ
あっちのシワを伸ばせばこっちのシワができるのエンドレス

祖母と母は「うちの大事な男子になんてことをさせるんだ」と妻と妻の実家に怒っていたが
伯母が「もう時代は令和、私ら昭和初期の考えは古いんだよ」と間に入って
なだめてくれたのが意外だった
伯母は嫁いだ身ながら唯一自営で自分で稼いでおり、
俺より数歳年上の息子がいて、東京に行って就職・結婚してるから
価値観を更新する機会がどこかにあったのかもしれない
俺も妻と結婚して実家から離れなければ、ずっと実家の価値観のまま令和を迎えていたと思う
そう思ったら、なんだか空恐ろしくなった
ちなみに男性陣には、年下の弟や高校生の従兄弟にまで、
「台所に出入りする男、ミットモナイ」
「夫を台所に出入りさせる女、ミットモナイ」と言われた
一方、年の近い社会人の従姉妹たちは
「今どき共働きが当然で女もバリバリ働く時代、おさんどんなんて死語
家事できない男なんてゴミ、親戚の男性陣みんなゴミ」
となかなかの酷評だった
従姉妹たちは地元で就職して自立しているが、地元の人と結婚する気は無いらしい
「母や祖母みたいに男につくす人生なんてイヤ、
この辺の男は老若男女みんな昭和脳なんだもん」とのことで、
田舎の人口減、少子化の原因はこんなところにも転がっていた
俺も18歳で家を出るまでゴミだったのかと思うと、本当に申し訳なかった

無意識のうちに価値観が更新されていたことと
狭い世界で生きてることの怖さを知ったのが衝撃だった

332: 名無しさん@おーぷん 20/01/21(火)13:26:17 ID:RY.f2.L1
>>331
いつまでの昭和脳のままだと嫁も来ないわな
おまいは偉い、とても偉い
ぜひその考えを普及させていってくれ


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