110: 名無しさん@HOME 2015/07/14(火) 20:19:31.49 0
また暑い季節がやって来た。
異常なまでに蒸し暑かった夏の夜に体験した恐怖の出来事は今でも忘れない。 

あの日…繁忙期に入り、
俺は夜遅くまで事務処理に没頭する毎日を送っていた。 
ふと時計を見ると既に23時を回っている。
書類に判子を押し既決トレイに入れ、溜息をついた。 
俺は背凭れに身を預け大きく背伸びをし、
おもむろに煙草を咥え、お気に入りのターボライターを取り出す。 
「キンッ」響きの良い音を立てて蓋が開き
煙草に火を点け、煙を吸い込み一呼吸置いて煙を吐き出す。 
立ち昇っていく行く煙草の煙を見つめながら、「今日はもう止めだ。」と呟き 
携帯を取り出し、愛する妻に帰宅する旨と先に寝るよう連絡をし、席を立った。 

 
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