その時ふと
「自転車とボールがぶつかったらどうなるんだろう」
と疑問に思い、隠れて弟の前に回り込んだ

自転車で爆走する弟の前に躍り出て、サッカーボールを前輪に向かって投げると
弟は避ける間もなくボールに乗り上げて吹っ飛び
「なんだ、やっぱりこうなるのか」
とか的外れなことを考えていた覚えがある

10メートル以上アスファルトの上を滑った弟の手足は、
かなりの広範囲がひどい擦り傷を負っていて、それを見た瞬間
「大変なことをしてしまった」
と後悔したけどもう遅かった

その後は号泣する弟を家に運び、慌てる両親が手当をしながら何があったか聞いてきたが、
わざと当てたことは言わず
「他の人を狙ったら当たってしまった」
とか言い訳をした気がする

当然、なぜそんな危ないことをしたのかと俺と弟は怒られたが、
最後までわざと当てたことは言えなかった

弟はわざと当てたことをわかっているのじゃないかと思いながら10年以上聞けないままでいる
兄弟仲は今も良好だが、この事は一生話せないと思う

>>828
今いくつか知らないけど、弟さんが亡くなったあとで深い罪悪感に苛まれると
けっこうキツイよ。
両親はさておき、弟さんとは様子みて一回その時のこと話し合った方が。

いや、私も子供のこと妹に似たようなことしたことがあって、なぜか全然関係ない
不幸ごとでそのことがよみがえってきて罪悪感に苦しんだことある。
メンタル弱ってると普段は深層意識に淀んでるものが出てくるのかな。
地獄の苦しみだった。

>>828
>>830の言うとおり、酒飲めるようになったら飲みながら謝っとけ…

>>830
>>831
たしかに弟が今死んだらかなり後悔しそうです
近いうちに飲みに誘って話したいと思います

俺たちの人生もあと何十年もあればいいほうだしな