477: 1/2 21/06/11(金)08:15:43 ID:Vt.jq.L1
子供のころ、夢の中で繰り返し会うお婆さんがいた。
お婆さんはいつもニコニコしていて、
昔の子供の遊び(お手玉とかあやとりとか)を見せてくれた。
特にお手玉がすごく上手だったよ。
片手お手玉とか、一回に5個くらい使ってお手玉するの。
その他、いろんなお話してくれたり、一緒に双六やったりした。
友達とケンカした日は、
「(友達)ちゃんったら酷いんだよ!
 あんなことをしたし、こんなことも言われたの!」
と訴えることもあった。

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お婆さんはやっぱりニコニコしながら、うんうんと頷いていた。
その姿を見てると気持ちが落ち着いて、
「でも私も意地悪なこと言っちゃったなあ。明日謝ろう」
と思えるようになった。
お婆さんの夢は、大抵どこかの室内が舞台だった。
お婆さんの姿も座布団の感触やジュース
(オレンジジュースがメインだった)の味もリアルで、
目を覚ましてからもハッキリ記憶に残っていて、
普通の夢とは違っていた。

478: 2/2 21/06/11(金)08:15:58 ID:Vt.jq.L1
ある日、母と話してたら、母が
「お母さんの両親は共働きで忙しくて、
 お母さんはお祖母ちゃんに育てられたの。
 子供好きな人で、とても可愛がってもらった。
(私)ちゃんができた時もすごく喜んでくれてね。
 でも、(私)ちゃんが生まれる前に死んでしまって、
 ひ孫の顔を見せてあげられなかったことが、今でも心残り」
あれ?
夢に出てくるお婆ちゃんって、もしかして…
母に夢のお婆ちゃんのことを話したら、母も
「きっと祖母よ!」
と言って、古いアルバムを探し始めた。
私も探すのを手伝った。
アルバムは押し入れの奥の方にあって、
取り出すのが大変だった。
やっとアルバムを出して、母がアルバムを開き、
一枚の写真を指して
「この人が(私)ちゃんのひいお婆ちゃんだよ!」
知らない人だった。
夢のお婆ちゃんとは、完全な別人。
母に
「この人じゃなかった…」
と、なんとなく気まずい気持ちで言った。
一瞬の沈黙の後、母と二人でなぜか大笑いしてしまった。

夢のお婆ちゃんは
小学校高学年になった辺りから現れる頻度が下がり、
中学生になるころには現れなくなっていた。
もしかしたらボランティア保育士的な人で、
小さい子供の夢に出ては世話を焼いてるのかもしれない。

480: 名無しさん@おーぷん 21/06/11(金)08:36:28 ID:Yl.l1.L1
なんとなく『いけちゃんとぼく』を思い出した




引用元 何を書いても構いませんので@生活板107