690: 名無しさん@おーぷん 22/09/03(土) 17:59:42 ID:W9.5n.L1
書き捨て。30代前半男。
200人前後いる企業に勤めてるが、
去年新事業でそこから十数人が新拠点へ異動となった。
そこには自分も含まれている。
今年の冬、昇進の打診を受けた。
自分は仕事の程度は中の中くらいだと自負していた。
何故自分が?と上司に聞いた。3つ挙げられた。

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まずは人望があるという点だという。
確かに異動する前は、
自分はいろんな社員と話をする傾向があった。
人と話すこと自体は嫌いではないから。
わりと平等に男女問わず雑談してたけど、
どうやらそれが人望に繋がったら
しい。他人と話すことで新たな了見を得られることもある…のだが、
他にも理由がありそれが2つ目に繋がっている。

次に人を分析する力に長けてると思ったから。
人と話をしていれば、
自然に「俺〇〇は得意なんだよね~」とか
「私△△はちょっと苦手で…」などといった会話もよくあった。
そういう情報は自分の中でストックしておいて
何かグループで仕事をするとなったとき
「そういえばAさんってこういうの得意じゃなかったっけ?」
ということはよくしてたと思う。
確かにマネジメントになるのかなこれは。
これだけ聞くと一見、
どこぞの首相みたいに「聞く力」があるように聞こえるけど、
実際は自分は学生時代のころに人間関係に置いて
ひどい目にしか合っていなかった故なのか
猜疑心が強くなる→
相手に予想外な言葉での精神ダメージを負いたくない→
なら相手の事をある程度知っておけば、
何か言われても「そういえば、こういうやつだった」
でダメージが少ない という歪な物。なのだが、
それが今回プラスに作用したようなのだが…。
最後がちょっと驚いた。

3つ目は、ある意味ミスの先駆け者になってること。

確かに自分は新しい仕事をするとき、
初期の段階で些細なミスを起こすことが多い。
同じミスは繰り返さないが、
大抵1番初めにやらかすのが自分だ。
仕事のミスが昇進の理由というのが正直意味がわからないので、
どういうことですか?と聞くと、こういう事を言われた。

1番大きいのは「人望がある状態で些細なミス」だという。
例えば人望が全くない人が仕事のミスをしたらどう思う?と聞かれ
「何やってんだか…と呆れると思います。」と言った。
では、人望のある人だと?と再度聞かれ
「……やっちゃったねーって感じですかね。」と答えると
「そう、まさにそこ。
 ちょっとの仕事のミスで空気が悪くなったりしないのよ。
 貴方だったら笑いのネタに変えることすらできる。
 さらに言えば、同じ業務に入るときに俺さんは
 ここで躓いたと他の人が意識するから、
 結果的に仕事のミス削減に繋がる。」と。

う、うん。

もう1つは、現状若者(19~20代。高卒もいるため。)が
多い状態も起因しているという。
Z世代の人は、とにかくミスを嫌う。
特に1番先にミスることを。
恥ずかしい思いをしたくないという思いが強い。
それを貴方がミスることで、
「あ…俺さんでもミスるんだな」という安心感が出るという。
仕事のミスをしていいわけではないが
「ミスしちゃダメ、ミスしちゃダメ」の緊張状態では
ベストパフォーマンスを発揮できない。
その緩和剤になっていると。
さらにいえば、上の人が完全無欠だと周りが委縮してしまうが
多少やらかす人望のある人なら
委縮もせず伸び伸び業務が出来ると見込んで。

という理由だった。
正直マネジメントする力が俺にあるかどうかはわからないが、
それなりに賃金と賞与、
退職金はあがるし、昇給テーブルも変わる。
なのでその打診を受けることにして、
今期から主任になった。
それから半年になるがそれなりに忙しく、
楽しくやっている。

691: 名無しさん@おーぷん 22/09/03(土) 20:21:56 ID:cq.cr.L1
>>690
これはあなたの上司に見る目がある

693: 名無しさん@おーぷん 22/09/03(土) 21:14:55 ID:yQ.bh.L6
>>690
これは素晴らしい適材適所

694: 名無しさん@おーぷん 22/09/03(土) 21:15:52 ID:3w.cw.L5
>>690
良い職場 良き後輩を育ててください





引用元 今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その31