後編へ


1: 名も無き被検体774号+ 2013/10/05(土) 18:47:24.59 ID:EijsxL6Oi
今ちょうど文化祭シーズンで思い出したので投下していきます。
始めて立てたのでなのでおかしな点があるかもしれません。
あと書き溜めしてないので、
投下が少し遅い場合もありますが
最後まで見ていただければと思います。

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2: のび太 2013/10/05(土) 18:48:18.76 ID:EijsxL6Oi
出てくる人が多いから
俺はのび太に似てるって言われるんでのび太、
女はチワワみたいにちっこいんでチワで、
他は出てきた時にまたいいます。

3: のび太 2013/10/05(土) 18:49:12.51 ID:EijsxL6Oi
とりあえず前置きとして話ときます。
チワと出会ったのは中学一年の時。
俺は中学受験をし、他県の私学の中高一貫校に入学した。
他県に受験したからやっぱり塾が一緒とか
小学校が一緒とかである程度グループができてた。

5: のび太 2013/10/05(土) 18:50:41.25 ID:EijsxL6Oi
人見知りでボッチが大嫌いの俺は話しかけられるのを待ってた。

でも顔もたいして特徴のないし、
かっこ良くもない俺は
話しかけられることもなく1人ポツンとしていた。

そこに前の席のやつが話しかけてくれた。

6: のび太 2013/10/05(土) 18:52:17.18 ID:EijsxL6Oi
はじめはすっごいぎこちない感じだったけど
だんだん話していくうちに仲良くなって、
周りにもだんだん人が集まるようになって
いつの間にかグループになっていた。

でも、どの学校にもあるいわゆる陰キャ組と
陽キャ組みたいなのがあって、
だいたい陽キャ組はラグビー部やサッカー部、
野球部がいて女子とかと
ふつーにきゃっきゃイチャイチャしてるグループだ。

7: のび太 2013/10/05(土) 18:53:20.80 ID:EijsxL6Oi
それにくらべて陰キャ組は文化部とか運動部でも
ちょっと地味なクラブとかが集まったみたいな
感じでボッチ嫌いのボッチが各々集まった、
いわばそんな感じのグループだった。

それでも俺は普通に楽しかったし、
別にそれが嫌だったとか恥ずかしかったとは思わなかった。
ただ、その陽キャ組に入れないかなーっと密かに思っていた。

8: のび太 2013/10/05(土) 18:55:51.82 ID:EijsxL6Oi
みんなと話しながらそんなこと考えてたら
1人の女子が俺に話しかけてきた。

チワ「のび太くん…だよね?」

これが入学始めて女子と喋ったことだった。

9: のび太 2013/10/05(土) 18:57:20.83 ID:EijsxL6Oi
見てるかなー?

始めて話したからちょっとテンションが上がったけど
ここは平常心を保ちつつと自分に言い聞かせ、

のび太「おう」

とか言ってしまったwww
「おう」ってwww
アニメとかドラマでもほとんど聞いたことねぇよww

とあとあと思い出したら恥ずかしい
第一声を発した俺だったがその時の俺は
「女子と喋れる俺、超リア充」とでも言いそうな目で
俺が所属していたグループの連中に見せびらかしていた。

10: のび太 2013/10/05(土) 18:58:55.93 ID:EijsxL6Oi
すると、チワは
「めっちゃかわいーwwww
 私のび太くんのファンなんだよww」
とか言い出した。

中1にもなって「かわいーwww」とか言われることに
凄い嫌悪感を抱いてた俺は
急にチビに対して興味が湧かなくなった。
むしろ、ちょっと苦手だなとおもっていた。

しかも、そのあと
「これから1年ヨロシクねー!」って言われて会話終了。

11: のび太 2013/10/05(土) 19:01:16.60 ID:EijsxL6Oi
チビ→チワね

12: のび太 2013/10/05(土) 19:02:22.27 ID:EijsxL6Oi
その後グループの奴らには
「かーわーいーいーwwww」
とか
「この年になってファン出来ちゃうとか
 ジャニーズ希望っすかせんぱーーいwww」
とか散々いじられて、ますますチワのことが嫌いになった。

13: のび太 2013/10/05(土) 19:03:56.19 ID:EijsxL6Oi
ちょっと用事が出来たんでいってきます。
出来れば残しといてもらえたら幸いです。

14: 名も無き被検体774号+ 2013/10/05(土) 19:09:57.39 ID:EBeTVdr50
まぁ見てやらんこともない


まだ?

17: 名も無き被検体774号+ 2013/10/05(土) 19:13:24.25 ID:9GjAC9v80
ガキが生意気にスレ立てなんかしやがって


で、続きはよ

20: のび太 2013/10/05(土) 19:25:07.90 ID:EijsxL6Oi
ごめん待たせた
みんなありがと

書いていくね

それでもチワはお構い無しに絡んできたりしてきた。
俺もここで変なことをして嫌われるようなことになっても
嫌だったので当たり障りのないような
返答をしてうまく回避していた。

22: のび太 2013/10/05(土) 19:26:53.31 ID:EijsxL6Oi
そんな感じで一学期は終わった。
チワのことを除いたら楽しい一学期だったと思う。

夏休みに入るとすっかりクラスのやつやチワには会わなくなり、
クラブのやつとばっかりつるむようになった。
クラスのやつも楽しいけど
クラブはやっぱりホーム感があって居心地が良かった。

でもそんな夏休みもあっという間に終わってしまった。
俺は二学期こそ陽キャ組になんとか入ろうと
何かアクションが起こるのをどこかで期待していた。

23: のび太 2013/10/05(土) 19:27:33.91 ID:EijsxL6Oi
そこで一つ朗報が入った。
なんと、仲が良かったやつが
ラグビー部に入ったとのことだった。

そいつが仲良くなったことで
俺も徐々に会話に入るようになって喋るようになった。

それから気に入られるようになって、
念願の陽キャ組に入ることが出来た。
というか、俺が入ったらみんなも自然と話すようになって
男子同士は凄く仲良くなった。

24: のび太 2013/10/05(土) 19:28:21.04 ID:EijsxL6Oi
女子はというと、結構もめていて
チワ自身あんまりクラスに馴染めていなくて、
授業中来たと思ったら
途中でむすっと怒って保健室に行くことが多かった。

そんななか俺は…!

25: 名も無き被検体774号+ 2013/10/05(土) 19:30:22.05 ID:BflOvAlT0
期待

26: のび太 2013/10/05(土) 19:32:23.33 ID:EijsxL6Oi
「ぎゃははははwww脱げ脱げww」


とか言われて授業中に上半身だけ脱がされて
「うううォォォォォォォォォいィィィィ!!!!」
とエガちゃんとかやらされたりして
すっかりいじられキャラが定着していた。

28: 名も無き被検体774号+ 2013/10/05(土) 19:35:16.42 ID:1JlDRysVi
>>26
エガちゃんわろた

27: のび太 2013/10/05(土) 19:33:54.62 ID:EijsxL6Oi
俺たちのクラスは文化祭も体育祭も
あんまり頑張るクラスじゃなかったので思い出自体が少なくて、
しいて言うなら急に女子がめっちゃ仲良くなったことや、
チワが空元気でやたら俺に絡んでくるようになったぐらいだ。
そんな感じで中1は終わった。

29: のび太 2013/10/05(土) 19:36:14.10 ID:EijsxL6Oi
中2はそんな思い出がないので軽く書きます。

1年の時に磨き上げたいじられ力とコミュ力で、
女子とうっほいと企んでいたけど、
実際はそんなにうまくいかずに
ただただ男子とバカ騒ぎしてただけだった。

30: のび太 2013/10/05(土) 19:37:04.11 ID:EijsxL6Oi
でもそこでちょっと仲良くなった1人の女の子がいた。
その子をサキとする。
サキは雰囲気美人みたいなんで
天然で女子から凄く人気の子だった。

31: のび太 2013/10/05(土) 19:38:01.70 ID:EijsxL6Oi
始めて喋ったのは6月の放課後。
ちょうど今から俺が部活に行こうとした時だった。

サキ「のび太くん…だよね?」

まさかこの感じ…!
ちょっと内心すごく焦った。
この子もなのかと思ったけど、

サキ「のび太くんの机に筆箱置きっ放しだったよ!」ニコッ

32: のび太 2013/10/05(土) 19:39:03.99 ID:EijsxL6Oi
クッソ生意気な小娘とは違い、
親切に俺の筆箱を走って届けてくれた。
でもよく見たら俺の筆箱じゃなくて、サキの筆箱で

のび太
「それ俺のじゃないよww
 サキのじゃないの?w」

33: のび太 2013/10/05(土) 19:39:45.51 ID:EijsxL6Oi
すると、サキは
サキ
「あっ、ほんとだww
 ちょっと待ってて!交換してくる!!」
と言って、俺に自分の筆箱を預けて教室に戻っていった。

俺はこの時、あぁこの人は本当に天然なんだなと思った。

34: のび太 2013/10/05(土) 19:42:05.04 ID:EijsxL6Oi
それっきり全然喋らなかったけど
この会話で自信がついたのか
普通に女子と喋れるようになった。

チワの方はというと、
彼氏が出来てたww
2人でいるの見て、
なんかういっすみたいな感じになってた記憶がある。
ただただ、別れろと思った。

そして、コミュ力も女子との耐性もついた俺はついに中3になった。

35: のび太 2013/10/05(土) 19:43:55.56 ID:EijsxL6Oi
前置き長くてすいません…
こっからが本編です。

あとこれから書き溜めなしなので遅くなると思いますが、
お付き合いお願いします。

36: 名も無き被検体774号+ 2013/10/05(土) 19:44:21.11 ID:dQOeFlMb0
>>34
なんで別れろって思ったの?
好きだったの?

38: のび太 2013/10/05(土) 19:48:35.86 ID:EijsxL6Oi
>>36
全然好きじゃなかったんだけど、
俺付き合ったことなかったからなんか悔しかったんだと思う

39: のび太 2013/10/05(土) 19:49:38.66 ID:EijsxL6Oi
では続き書いていきます。

運命というものはいいも悪いもあるもので、
俺はなんとチワと同じクラスになった。

悪夢だ。俺は神を恨んだ。
本当に嫌だったんだ。
とりあえずなんとか絡まないように通っていこうと思った。

40: のび太 2013/10/05(土) 19:52:52.59 ID:EijsxL6Oi
ちなみにサキとも一緒のクラスでした。
結構テンション上がったwww

もともと仲良いやつがそんなにいないクラスなので
とりあえずラグビー部と野球部とサッカー部にちょっとずつ
絡んでいこうと決めた。

43: のび太 2013/10/05(土) 19:58:36.65 ID:EijsxL6Oi
でもこのクラスはちょっと特殊でちょっと女子と喋っているだけで
冷やかされるちょっと小学生チックなクラスだった。

それでも気にせずガッツく俺。
1年とのあまりのキャラ変に
「のび太って凄いかわったよなーーww」
と言われるほどだったらしい。

46: のび太 2013/10/05(土) 20:07:10.18 ID:EijsxL6Oi
するとそれを聞いて絡んでくるチワ。
チワ
「久しぶりのび太!!のび太の顔を
 1年見ると思うと吐き気がしてくるわ!」

にぎりしめた拳をグッとポケットを押し込めて
のび太
「そんなこと言うなよーww仲良くしていこーぜww」
といつものように思ってもないことを
並べて早く会話を終わらせようとした。

チワ「そうだねーwwwまぁヨロシクねーww」
そういうとスキップしながら教室を出て行った。

47: のび太 2013/10/05(土) 20:14:19.02 ID:EijsxL6Oi
のび太「はぁー……」
これがあと1年も続くのかとため息がもれた。

そんなことを思いながら廊下を歩いていると、
サキ「あっ、のび太ーー(^-^)」

oh..藪からえんじぇる

不覚にもモゴモゴしたが、
ふっ、あの時の喋れなかった
コミュ障メガネとは違いますぜ。

のび太「…おおおお…ひひ久しぶりーーぃ」
はい、すいません。コミュ障でした。

48: のび太 2013/10/05(土) 20:20:40.37 ID:EijsxL6Oi
サキ「おおおお久しぶりぃーーーwww元気だったーー?w」

もう神だわ。マジで。
なんかこのフワフワした感じですっかり緊張がとれて

のび太「うん!去年と一緒の人がいてよかった!w
誰も仲良い人いなかったからw」

サキ「えぇーーーー嘘ダァーーーー!!
だってチワちゃんいるじゃん^_^」

最悪だ。あんな奴と仲がいいとか思われてたらしい。

49: のび太 2013/10/05(土) 20:24:56.44 ID:EijsxL6Oi
のび太「いやいやwwあいつはそういうのじゃないからww」

サキ
「ふーーんwまぁ不束者ではありますが
 1年間ヨロシクお願いいたします!」

のび太「なにそれwまぁヨロシクw」

なんだこのリア充。てかこの時の俺なんだよ。しね。
今思い返せばいい思い出あったんだなー。
とつくづく思います。w

50: のび太 2013/10/05(土) 20:29:45.46 ID:EijsxL6Oi
まぁそんなこともありながら、
ちょっと事件が起きた。

51: 名も無き被検体774号+ 2013/10/05(土) 20:33:03.18 ID:63R9pJn70
>>1はもう社会人なの?

54: のび太 2013/10/05(土) 20:39:48.17 ID:EijsxL6Oi
>>51
そう

55: 名も無き被検体774号+ 2013/10/05(土) 20:44:14.01 ID:19p9Pe770
続きはよ!

57: のび太 2013/10/05(土) 20:53:20.42 ID:EijsxL6Oi
俺の誕生日にチワが誕プレをくれた
そんだけかよって思うかもしれないけど
俺にとっては大事件だった。

チワ「誕生日おめでとう!!」

のび太「へ?」
本当にびっくりしてこんな声が出た。
チワ「今日誕生日じゃなかったっけ?」

のび太「そーだけど…」

チワ「じゃあ、はいっ!プレゼントっ!」

のび太「えっ?マジ?くれるの?」
そりゃそーだろとか思いながらも聞いた。
チワ「いらないんだったらいいけど…」
のび太「いやいやいやwもらうよwwいや、くださいw」
チワ「仕方ないなぁーーw
帰ってから開けてね(^O^)」

58: のび太 2013/10/05(土) 21:03:30.78 ID:EijsxL6Oi
ここは素直に感謝してもらうことに。
帰りながらふと考えた。

実はチワっていい奴なのかもしれない。
じゃあ俺がしてたことって結構酷くないか?

自問自答を繰り返して、あしたからは普通に友達として
関わっていこうと電車の中で決めた。

家に着くと速攻プレゼントを開けた。
すると中には…

60: のび太 2013/10/05(土) 21:07:53.84 ID:EijsxL6Oi
バナナとメモみたいなんが入っててそこに書かれてたのは
「ふぁっく」というのと
猿が中指を立ててベロを出している絵だった。

この時疑いが確信に変わった。

”こいつ…できるっ……”と。

61: のび太 2013/10/05(土) 21:15:59.93 ID:EijsxL6Oi
と同時にこいつはいい奴だってことがわかってきた。
でもわかったときにはもう夏休み前だったので全然話せなかった。

礼儀として一応メールで
「誕プレありがとう」と言ったものの
そんなにつづかなかったので
いいやと思ってそこでメールを終わらせた。

67: 名も無き被検体774号+ 2013/10/05(土) 22:11:48.92 ID:EyL4bC2a0
なかなか読みやすいじゃねーか

のび太のくせに

76: 名も無き被検体774号+ 2013/10/06(日) 05:16:52.26 ID:t+ESfIPj0
陽キャとか誕プレとかって最近は普通に使う言葉なの?

79: 名も無き被検体774号+ 2013/10/06(日) 08:58:44.22 ID:oMhPQpbei
>>76
うちの学校は中高一貫の私学だったからあんまり
外の影響とか受けなくて全然情報がないからわかんない…

82: のび太 2013/10/06(日) 09:25:30.41 ID:oMhPQpbei
>>51
今ちょっと見返したんだけど読み間違えてました…
俺は今バリバリ現役の高校生です。

ややこしくさせてすいません。

81: 名も無き被検体774号+ 2013/10/06(日) 09:23:24.17 ID:oMhPQpbei
そのまま何事もなく夏休みへ。

夏休みは毎年のことクラブ三昧で、
クラブ仲間以外はほぼあわなかった。
うちのクラブは中高生合同だけど中学のトップということもあって
いろいろと忙しいこともあって他のことに構う余裕がなかった。

83: のび太 2013/10/06(日) 09:31:50.52 ID:oMhPQpbei
そこに一通のメール。
チワからだった。
「今マクドいるんだけど、友達より早くきちゃったから来てー」
なんて自己中なやつだ。俺はその日は久しぶりのOFF。
クラブ仲間と一緒に遊ぼうと約束をしていた。

そんななかたかがお前なんかの暇つぶしになんか……


来てしまった。


とりあえず場所を聞き、合流した。

84: のび太 2013/10/06(日) 09:44:27.90 ID:oMhPQpbei
チワ「おはよー、朝早くに読んでごめんねー」
のび太「ほんとだよ…何時だと思ってんだよ…」
時刻は8時30分、
他県から来ていた俺はほぼ学校に行く時と変わらない
時間に起きてきていた。
チワ「まぁどーせ暇だったんでしょww?」
のび太「このあとデートだよ」
チワ「嘘っ⁉︎誰と⁉︎」
のび太「嘘だよww」
チワ「わかってるよwwノリにのっただけww」

いちいち対応がむかつくがまぁいいとして、
とりあえず何か買にいこうと言ってレジに。

絶対に奢らそう思ったが、
なんか気づいたら俺が奢らされてたww
そのやりとりを店員に
微笑ましい目で見られていたのがちょっと嬉しかった。

この時はこいつのことが好きというより、
女子とこんな風に普通に喋ってることが
何より嬉しかったんだと思う。

86: のび太 2013/10/06(日) 09:50:30.27 ID:oMhPQpbei
そのあとは適当にだべって、近所のダイエーに行くことに。
なんか意味もなく中を周回していた。

途中に服とか帽子とかのとこで止まったりしてたけど、
俺は服には全然興味なく、
チワの方はというと何にしろダイエーなので見向きもしなかった。

そのあとそろそろ時間だと行って
チワをホームに送っていき、別れた。
俺もクラブのやつらのとこに遅れて遊びに入った。

89: のび太 2013/10/06(日) 09:57:10.56 ID:oMhPQpbei
チワとはそれっきり夏休みには会わなかった。

あっちはあっちで文化祭で
バンドを組んでステージでやるらしい。
文化祭なんか今まで全然思い出がなかって、
夏休みから練りこんでやるものだとは
この時初めて知った。

文化祭かぁー…
今年の文化祭はどーせまたなんの思い出もなく終わるんだろうなー

そう思うと急に悲しくなった。アニメとかは
「文化祭楽しいぃーーーーうひゃーーーー」
ってかんじなのになんで二次元に負けてるんだろう
とか思っちゃってその日の部活はずっと頭がカーニバルだった。

90: のび太 2013/10/06(日) 10:03:28.90 ID:oMhPQpbei
そんなカーニバル状態のまま二学期を迎えた。
サッカー部は肌が焼けてラグビー部は
一回り体がごつくなり、若干ビビりながらも
普段通りに喋っていた。

二学期に入ってすぐに遠足があった。
俺はいつも絡んでるやつらと
班を組んで周る場所とか決めていた。
中3なので厨二病ってのもあって、
結局遠足を真面目に回らずラウンドワンにいくことに。

結果は結構面白かったwなんやかんやで観光地とか回ってたから
それもそれで面白かった。

92: のび太 2013/10/06(日) 10:22:18.59 ID:oMhPQpbei
遠足が終わってから1人が言い出した。
「もう一回ラウワンいかね?」

お前どんだけラウワン好きなんだよww
とか思いつつもラウワン直行。

スポッチャとかカラオケとかしてすげーはしゃぎすぎて
もう帰りはクタクタ。

駅までラウワンからバスが出てると
聞いてみんなでそれに乗ることなった。
ちょうど来ていたのでそれに乗っていると、
急に話題は好きな人の話題に。
「このクラス可愛い子いなーい」とか
「でも○○はまだマシかなー」とかみんなで言いあってた。
そこで野球部のやつが俺に言った。
「お前正直チワのこと好きだろ?w」
俺は「えっ?wwなんで?ww」と笑いながらいった。
野球部「だってお前めっちゃ仲良いじゃんww」

のび太「あぁwあれはそういうのじゃないってw」
野球部「ふーんwまぁチワはないかww」
その一言がちょっと心に残った。
ラグビー部
「確かになww文化祭のことでちょっとでしゃばりすぎw」
野球部「うんww文化祭とかマジめんどくさいww」
俺はちょっと我慢の限界だった。
のび太「俺のチワを悪く言わないでくれ(キリッ」
と、ノリに見せかけたガチ発言をした。
野球部「やっぱり好きなのかよww」
のび太「まぁなwwww」
俺はとりあえずチワの悪口を他人から聞くことが嫌だったから
この会話を終わらせようとした言ったつもりだった。

根はいいやつばっかなので俺が好きということが
知られてからはチワの悪口は言わなくなった。

それと引き換えにこの時からチワイジりをされることが多くなった。
まぁチワの悪口を聞くよりマシかと思い軽く流していた。

93: のび太 2013/10/06(日) 10:36:04.05 ID:oMhPQpbei
遠足はそんな感じで終わって、また通常授業が始まった。
するとその日のホームルームで席替えに。

結果、横がチワで後ろがサキで斜め前がマサオ(ラグビー部)だった。
ほんとに漫画みたいな感じになって、こんなことってあるんだなって
つくづく思い知った。

おのおのの反応は
チワ「よろしくーーあははーきもっ」
サキ「よろしくねー(^-^)」
マサオ「へっっ(春日顔」
マサオはお察しの通り全然面白くないやつです。

96: 名も無き被検体774号+ 2013/10/06(日) 13:11:59.08 ID:+SP+q/yRi
チワーーーーーーーー

101: 名も無き被検体774号+ 2013/10/06(日) 14:20:28.42 ID:W9uIvLXy0
今北産業

102: 名も無き被検体774号+ 2013/10/06(日) 15:23:32.23 ID:sFaa8XPZ0
>>101
先が
気になる
のび太

104: 名も無き被検体774号+ 2013/10/06(日) 18:48:21.05 ID:4gNWaXe00
続きはまだかー?

105: のび太 2013/10/06(日) 18:56:26.11 ID:80Y3vQAci
遅れてほんとにごめん、
今から書きます

106: 名も無き被検体774号+ 2013/10/06(日) 19:02:18.24 ID:80Y3vQAci
まぁそんな席になったから
イジリはエスカレートしていった。
狙ったとか仕組んだとかないことでっち上げられてた。

いじられるたびに笑って流していた。
俺も確かに以前よりはチワのことは好きになったし、
喋ってても面白いやつだなーと思ってた。
でも”友達”という概念からは動かなかった。

107: 名も無き被検体774号+ 2013/10/06(日) 19:07:15.41 ID:80Y3vQAci
そんななか、
文化祭のことが本格的に動き出した。
でも俺は”自分には関係のない話ダナ”と一線を置いていた。

話は文化祭を中心に進められていた。
どうやらうちのクラスはムービーをするらしい。
それもpvの3本立て。

そこまでは決まっていたが肝心の何を撮るのかを決めていなかった。
ゴールデンボンバーがいいだの、
AKBがいいだのといろいろと意見が出てきて
結局後回しに。

108: のび太 2013/10/06(日) 19:15:16.80 ID:80Y3vQAci
監督、カメラマン、
編集、脚本が先に決められることになった。

監督と脚本は始めからチワに決まっていたらしい。
そこで、カメラマンと編集を決めようとなった時、
編集に手を上げたやつがいた。

山口(サカナクションのボーカル)だった。
そいつは一学期からちょくちょく喋っていて結構仲が良かった。
山口は去年も編集をやっていて
結構詳しい方なのでそいつに決まった。

この時俺はなんか気づいたらノリで俺もやると言っていた。
本当によくわからなかった。
編集の方は趣味でMADとかよく作ってたから得意なほうだから
問題はなかった。

109: のび太 2013/10/06(日) 19:18:50.64 ID:80Y3vQAci
もちろんそれに対してもいじられる。
俺も”俺はもしかして
チワのことがすきなんじゃないか”と自分を疑った。

でもそういう感情は全くなく、
多分ただ単にクラブをサボりたかった
とかの理由だと思う。

カメラマンはまぁ適当に
その場にいる人がやろうってことになった。
とりあえず役割だけ決めてこの話し合いは終わった。

110: のび太 2013/10/06(日) 19:26:18.25 ID:80Y3vQAci
また次の日のホームルームに話し合いが始まった。
前に上がったやつから決めていこうってことになった。

結局チワがさいごまで押していたファンモンの「告白」
のpvとAKBの涙サプライズとチームB押しに決まった。

俺がずっと押していた金爆の女々しくては8票…
それに比べて告白は22票。
チワの圧倒的権力によって押しつぶされた。
恐ろしい子っっ!!

そうと決まると早速役決め!となったが
告白はなんと役はもう決めてあるとのこと。
チワ…お前はどこまで計画的な奴なんだ。

111: のび太 2013/10/06(日) 19:33:39.37 ID:80Y3vQAci
そんなことを思っているなか役が発表された。

主人公・・・野球部
ヒロイン・・・モデ子(モデルみたいな体型してる)
船越さん・・・BOSS(ラグビー部でクラスの裏ボス)
ファンキー加藤・・・イケメン
もん吉・・・サッカー部
DJケミカル・・・マサオ

俺は…というとなんか後半、
主人公が歌ってる時にマイクもつやつの役。
究極の引き立て役、いただきました。

112: のび太 2013/10/06(日) 19:38:45.12 ID:80Y3vQAci
扱いの酷さにハートブレイク寸前の俺に
山口「いいなーーーwww俺もマイク持ちたーーーいww」
のび太「お前一回しんでこい。」
とすんなり返す俺。
サキ「マイク持ち係!頑張って下さい!!」
のび太「はい♡頑張ります♡♡」
と下心丸出しの俺ww

119: のび太 2013/10/06(日) 20:51:45.89 ID:7DvLsAX4i
サキに頑張れって言われて猛烈にやる気を出した俺。
テンションが上がって
AKBの涙サプライズの前田敦子役も俺がやることに。
自分から手を上げたw
みんなに”それはないわ”みたいな目をされたけど
気にしないwwwおれのbe my エンジェルのサキが笑っ……

てなかった……てかぐでーーんってなって寝てた……
それを見て一気に恥ずかしくなってきた。
が、やるからにはちゃんとやろうって思ってそれから毎日
文化祭にはかかわろうとおもった。

120: のび太 2013/10/06(日) 20:59:46.59 ID:7DvLsAX4i
役的には
前田・・・俺
こじはる・・・山口
松井・・・ケンヂ
大島・・・クロヒョウ(おんなじクラブのやつ.黒い)
まゆゆ・・・イワンコフ(かおでかいから)
他にもいろいろいるけど主に出てくるのはこれぐらい。
チームB押しは
女子全員でやるらしい

新キャラ多くてごめんなさい…w

121: のび太 2013/10/06(日) 21:05:02.60 ID:7DvLsAX4i
役が決まればその日から残って練習。
ダンス部が引っ張ってダンスを教える。
でも一気に全員に教えるんじゃなくて
とりあえず役に入ってる人に教えてその後、
みんなに教える感じだった。

まずはダンス部が踊ってみせる。
なんか意外と簡単そうですぐに出来そうだな
と思って見様見真似で踊ってみる。

122: 名も無き被検体774号+ 2013/10/06(日) 21:09:27.57 ID:4gNWaXe00
wktk

124: のび太 2013/10/06(日) 21:44:13.02 ID:7DvLsAX4i
けど、全然曲に追いつかない…
AKBも凄いけどこれを1日で覚えてきたダンス部すげー
と思ってる暇もなく、必タヒに覚える。

でも自分のリズム感のなさに泣けてくるぐらいに才能がなかった。
俺たちの中で1番早く覚えたのはケンヂだった。
ケンヂ「えっwwこれって意外と簡単じゃね?ww」

133: のび太 2013/10/07(月) 01:24:06.69 ID:rOOh+VHMi
ケンヂはスポーツも出来ないし、
なんてゆーか勘違な幸せ野郎で
みんながケンヂの話してるネタを
愛想笑いで笑ってることに気付いてない
ってくらいなんだ。
でもなんか地味ーなところで才能を発揮する結構すごいやつなんだよ。

134: のび太 2013/10/07(月) 01:26:31.93 ID:rOOh+VHMi
ケンヂが1番早く出来てよりいっそう焦る俺。
イワンコフもちょくちょく出来てた。

こいつも結構なんでもやってみせる。
あとなんでも知ってて、面白い。
こいつは喋ってても飽きないし、分野が広いので
一個一個の話題が広がって興味が沸くんだよ

135: のび太 2013/10/07(月) 01:29:08.36 ID:rOOh+VHMi
クロヒョウはというと運動めっちゃできるくせに
ダンスは無理らしいww足が手に追いついてないww
普段はそんなに自分からはガツガツ行くやつじゃなくて
ここぞという時にツッコミを入れてくるやつなんだ。
そのツッコミも絶妙でめっちゃ面白い。

だから普段と違ってたクロヒョウをみれてなんかよかったw

136: のび太 2013/10/07(月) 01:35:15.81 ID:rOOh+VHMi
山口はというと…
こいつは本当に運動がダメらしい。
リズム感がまるでないww
なんかもうわざとじゃないかっていうぐらい遅れてるww
とりあえず音楽を聞いてから踊ってる感が凄かったww
でも必タヒなのは伝わってきたw

137: のび太 2013/10/07(月) 01:40:05.26 ID:rOOh+VHMi
チワも全然出来てなかった。
なんていうかダンスのキレとかは全然問題ないんだけど
覚えれてなかったりしてたので凄い焦ってた。
最後の方は
チワ「あたしだけや…こんなに覚えられてないの…」
と鬱になっていたw
そんなに思い詰めることかよwwと思ったけど、
本人は周りが出来てるってことが相当なプレッシャーになったらしく
気がつけばどっかに行っていた。

138: のび太 2013/10/07(月) 01:42:37.86 ID:rOOh+VHMi
ちょっと心配になって廊下に出てみる。
そこにはイヤホンをつけながら窓に向かって踊ってる…

山口の姿がwwww
お前覚える気あるのかよっていうくらいのリズム感www
何度見ても笑えてくるww

でも結構真剣にやってたので
無駄絡みはせずにチワを探すことに。

139: 名も無き被検体774号+ 2013/10/07(月) 01:43:21.63 ID:Ai7rPUt30
面白い

140: のび太 2013/10/07(月) 01:50:23.85 ID:rOOh+VHMi
すると、廊下の隅の方に
山口とおんなじように練習してるチワの姿が。

Happy~♪Happybirthday~♪ケーーキのキャーンドー…⁉︎
チワ「やばい…全然ダメだ…どーーーしよーーー」
そういいながらチワはちょっと泣いていた。
俺は無言で近づいて、何も言わずに見ていた。

Happy~♪Happybirthday~♪ケーーキのキャーンドー…

またおんなじところでミス。

141: のび太 2013/10/07(月) 01:54:53.60 ID:rOOh+VHMi
嫌になったチワを何も言わずに
ただ目で追いかけることしか出来なかった。
この時俺はなんで声をかけなかったかを後悔した。
何かがちょっとでも変わったかもしれない。
そう思ったからだ。


下校時間も迫り、みんなで帰ることになった。
相変わらずケンヂは空気を読めず、
ケンヂ「涙サプライズって結構簡単だなwww」
とか言い出したwwチワはショボンとした顔をしている。

143: のび太 2013/10/07(月) 02:00:13.44 ID:rOOh+VHMi
すると察したイワンコフが
イワンコフ
「まぁまぁケンヂのダンスは置いといて、政治の話でもやらないか♂」
のび太「お前から”政治”とか聞くとは思ってなかったわww」
山口「ほんとそれだよなwww」
GJイワンコフ!よくやった!と思いながら突っ込む俺。

でもチワはあんまり笑ってない。

そんな時、急に雨が降り出した。

142: 名も無き被検体774号+ 2013/10/07(月) 02:00:11.44 ID:tFRAr2wL0
下着脱いだ

144: のび太 2013/10/07(月) 02:06:31.47 ID:rOOh+VHMi
>>142
そういう展開はないよwww

傘を持ってないなかったチワにすかさず、
イワンコフ
「チワワちゃん、
 こんなこともあろうかと俺は体のふたまわり分
 大きい傘を買ったんだよ。さぁ遠慮なくお入り。」
というと、
山口
「顔で傘が埋まってるやつより
 俺のスマートな傘にお入りチワワちゃん。」
というなんかチワ取り合戦みたいなんが始まったww
主にイワンコフと山口だけどww
クロヒョウはそういうキャラじゃないし、
ケンヂは他のやつらにダンスのコツを教えてやがったww
結局、チワは俺の傘に入ることにw

145: のび太 2013/10/07(月) 02:09:17.90 ID:rOOh+VHMi
途中
山口
「あー、そんなクソみたいなやつの傘に入ってる
 チワワちゃんがかわいそうだ。
 さぁこっちに戻っておいで。」
イワンコフ
「お菓子もあるし、ゲームもあるよー」
とか言ってたけど、
チワ「こっちでいいの!」
と言ってた。この時ちょっとドキッとした。

146: のび太 2013/10/07(月) 02:15:49.34 ID:rOOh+VHMi
帰りにみんなでマクドに寄ることに。
ケンヂ
「俺の出る番が来たようだな…みんな今日は俺のおごりだーー!」
と言ってくれて、
ポテトLを3つ、ジュースLを人数分奢ってくれた。
親が株主で優待券とかあるらしい…
持ち上げるだけ持ち上げてたら
またダンスの話になったので、ほっとくことに。

それから結構遅くまで喋った。
部活のことや勉強のこと、
そこでやっぱり出てきたのは好きな人のこと。

順番に聞いていくと、
ケンヂはモデ子のことが好きらしい。
相変わらず面食い。
クロヒョウとイワンコフはそういうのはないらしい。

147: のび太 2013/10/07(月) 02:21:13.97 ID:rOOh+VHMi
山口はというと”ここでは言いたくないとか言い出した”。
もしやこいつ…と思った。
確かこいつはチワの入ってたバンドにも入ってた。

これは……”チワのことが好きなのか?”

そう思ったが俺にはなんの関係のない話と割り切った。
次はチワの番でチワはいないと言った。
なぜかホッとした。なぜか。

あの一言を聞くまでは。

150: のび太 2013/10/07(月) 02:34:21.91 ID:rOOh+VHMi
チワ「でも、普通に山口は結構かっこいいと思う」
山口「えっ?」
なんだこれ。どこのラブコメだよ。
チワ「彼女欲しいって言ってたよね?」
山口「あ、うん、普通に欲しい」
チワ「じゃあ、高校上がれたら彼女になってあげるよ」
山口「あっ、どうも」
なんだこれはぁぁぁぁぁぁ!!!!
えーーーーーー!!!!!!うそだろぉぉぉぉぉ!!!!
なにこれーーーー!!!こんな軽い感じなのかよ!!!!
と心の中で叫ぶのび太であった。

151: のび太 2013/10/07(月) 02:41:00.00 ID:rOOh+VHMi
すんなり事実上、未来の彼女を手に入れた山口。
お前だけは味方だと思ってたのにな。残念だよ山口。
その他あたかも知ってたような顔をしてる三人。
何がなんだかわからない俺。
チワ「で、のび太は誰なの?」
この状況でよく聞けるな。悪魔かお前は。
のび太「あーー、俺?うーーん」
と、俺は至って冷静だよと見せてから
のび太「サキかな?ww」
と当たり障りのないこたえを言った。
でも嘘じゃなかった。
チワ「えっ!!サキ!!!やっぱりのび太見る目あるわ!!
サキむっちゃ可愛いもんね!!!」
と無駄に食いついたwうわぁぁぁーーーん。泣きたかった。

152: のび太 2013/10/07(月) 02:51:03.33 ID:rOOh+VHMi
そろそろ時間がやばいので帰ることに。
他県から来てる俺は通学だけで
2時間かかるからそれにみんなも合わせてくれた。

帰る方面は山口と
クロヒョウだけが違う方面であとはみんな一緒だった。
でも、途中でケンヂも
イワンコフも降りて結局は俺とチワだけになった。
チワ「そっかぁーーサキかぁーーーむふふ」
となんか笑ってやがるw
のび太「むふふってなんだよww」
チワ「いやーーほんっとのび太わかってるなー」
のび太「黙れ山口」
そういうとなんか照れた感じで下を向きやがるw
のび太「何てれてんだよww気持ち悪いw」
チワ「別に照れてないし!wむふふww」
こんなんがずっと続いた。
もうほっとこうと思って携帯をいじってると
チワが肩にもたれかかってきた。
そうとう疲れてたらしいww
帰宅部のくせにあんなに踊りまわるからだなww
とか思っていたが、そんなことはどーでもいいw
なんだこの状況w

154: のび太 2013/10/07(月) 02:55:11.91 ID:rOOh+VHMi
女子にこんなことされたこともない俺は緊張しまくりw
無防備すぎるだろとか思いつつも、
神経を携帯をいじることに集中させたw

ふと、顔を上げると窓ガラスに映る2人。
カップルみたいだなーって思った。
このままずっとこの瞬間が続けばとも思った。
その時、初めて気づいた。

俺はチワのことが好きだってことに。

155: のび太 2013/10/07(月) 03:01:42.13 ID:rOOh+VHMi
と思ったがやっぱりそれはないな第一こいつは山口のこと
好きだし俺だってサキのことを…と思って、
チワを起こし電車降りた。

チワをとりあえずホームまで送って、
俺は電車を乗り換えて家に帰った。
家に着いて、寝ようと思ったときにチワから
チワ
「何回も言うけど、
 サキ本当にいい子だから頑張って!応援してる!」
というメールが届いていた。
俺は「お前は自分のことを心配しろよw俺もなんか手伝うから」
と打とうとしたがやめて、
メールの返信をせずにベッドに潜り込んだ。

158: 名も無き被検体774号+ 2013/10/07(月) 03:37:44.44 ID:HE4ksksw0
ハッピーエンド期待

159: 名も無き被検体774号+ 2013/10/07(月) 05:14:21.83 ID:1ETsED/X0
良 ス レ の 予 感

166: のび太 2013/10/07(月) 11:54:16.60 ID:rOOh+VHMi
次の日、案の定チワは絡んできた。
チワ「なんで昨日のメール無視したん?ww」
のび太「あぁーーwごめんw寝てたわww」
チワ
「ふーんwまぁがんばってねww
 応援してるからさww”サキのこと”」
と、サキに聞こえそうな声でいった。
のび太「おいwマジでやめろww聞こえるだろww」
チワ「えーww誰にーー?ww」
のび太「黙れ山口」
チワ「はい、すいません」
みたいな感じで山口という言葉を出すだけですぐに大人しくなる。

ちょろいやつだなぁーと思いながらも、”サキ”の一言で
アタフタする自分も言えないなとも思った。

167: のび太 2013/10/07(月) 12:01:02.54 ID:rOOh+VHMi
でも俺が本当は”サキ”のことが
好きってことはあの5人以外しらなかったし、
お互いの好きな人を知ってるわけだから
なんかそーいうイジリ合いみたいなのが
多くなりクラスのみんなからは
「お前らすげー仲良いよなーww付き合ってんの?www」
とか、授業中では先生にまでも
「お前らずっとくっついとるなー」
と言われるほどだった。
でも俺はそういう感情は全然ないので笑って流していた。

168: のび太 2013/10/07(月) 12:11:05.88 ID:rOOh+VHMi
そろそろ撮り始めの時期の昼休み。
いつも残って練習したおかげで
涙サプライズの方は結構踊ることが出来た。
あとは各役割のところを覚えたら俺たちは完璧だった。

でもクラス全員から考えたら
三分の一ほどの人数しか踊れていなかった。
そこで昼休みや、朝早くきて、
練習ということで昼休み練習をしていた。
俺は覚えきれていない男子に真剣に教えてようと思っていると、
なんだかあっちはダルそうな感じで聞いている。

それがかっこいいと思っているのかはわからないが
とりあえず時間がないので、さっさと覚えてもらおうと
手取り足取り丁寧に教えた。

でもまるでやる気のない男子たちは
愚痴をこぼしながらダラダラと踊っていた。
こっちは真剣にやっているのにダラダラしてる姿を見た俺も
イライラしてきた。

170: のび太 2013/10/07(月) 12:19:39.55 ID:rOOh+VHMi
そこで野球部が
野球部「もーーいいじゃんww疲れたwww」
と言った。それに便乗して、
マサオ「ほんまそれwwもういいじゃんww明日しよ明日ww」
これを聞いた瞬間、自分の中で何かが切れた。
と同時に一瞬で崩れ始めた。もう我慢の限界だった。
のび太
「いい加減にしろよ!!こっちが一生懸命教えてんのに
 そんなの言われたらみんなのモチベーションも下がるだろ!!
 全然時間もない中でわがままばっかり言うなよ!」
と言ってしまった。男子は一気に静まった。すると、
山口「俺はこの文化祭を成功させたいと思ってるよ。」
と言ってくれた。でも冷たい視線はマシにならなかった。

その時からだった。クラスに異変を感じるようになったのは。

174: のび太 2013/10/07(月) 13:16:28.09 ID:rOOh+VHMi
急に仲良かった野球部、
サッカー部、マサオ、BOSSの態度が冷たくなった。
俺は結構友達関係のことには敏感ですぐにわかった。
あぁ、来たなこれは。
中3になってあるんだと不思議がる余裕もあった。

俺は”イジメ”の対象となっていた。
別にイジメってほどのことではなく、
ただみんなの態度が急に冷たく
なったってだけのことだったのでまぁよかった。

175: のび太 2013/10/07(月) 13:22:19.51 ID:rOOh+VHMi
問題は俺ではチワと山口だった。
何故か怒った俺がターゲットではなくて、
男子からは山口が集中的に狙われた。
理由は多分、俺は自分でいうのもなんだけど
顔が広い方でラグビー部にも
結構仲良いやつが多かったのでそれで
あとあと面倒なことにあるからだと思う。
あと山口は異様なほどにBOSSに嫌われていたっていうのもある。

一学期2人は仲が良かったけど、
二学期に入ると山口から一気にかかわらなく
なってそれが気に食わないBOSSは山口を嫌っていたらしい。

176: のび太 2013/10/07(月) 13:32:31.17 ID:rOOh+VHMi
>>175
俺ではチワ→俺ではなくチワ

そんなことがあってから
俺はあまり文化祭にやいやいと口を出さないようにしていた。

怖かったんだ。純粋に。これ以上自分が嫌われないように。
もし、これ以上下手なことをするとターゲットが俺に変わってしまう。
それを俺は1番恐れていた。

なんにしろ俺は小学2年生のころにイジメにあっていた。
小学校ではなく、少年野球のチームで。
キャッチボールはしてくれない。
暴投すると文句ばかり言われる。
弁当も1人で食べることも多かった。
なんで俺なんだと思い詰める日もあった。
辞めたいと泣きわめく日や、仮病を使い、休む日もあった。
結局、それに耐えきれなくなった俺は一年でチームを抜けた。

それからは俺はイジメ恐怖症になり、ボッチ恐怖症になった。
それから俺は自分から友達を多くつくって1人にならないような
状況を作るようにした。

177: のび太 2013/10/07(月) 13:41:35.77 ID:rOOh+VHMi
おかげで友達に困ることもなく、
過ごしてきた。人見知りだけどw

それで今だ。このままじゃ俺はまた小2のようになってしまう。
そう思って、媚を売りまくっていた。

でもそれが悔しかった。
いじめてるやつらに媚を売って、
そいつらについてってとして行く
うちに山口たちとの関係も曖昧になっていった。

そんなことも知らないチワは
チワ「ダンスの練習さぼんなよー」
のび太「ほいほい」
と相変わらずだった。

178: のび太 2013/10/07(月) 13:50:22.14 ID:rOOh+VHMi
>>177
ついてってとして行くうちに→ついて行くうちに
誤字多くてすいません…

その日の授業中に
班を組んで問題を解くみたいな授業があった。
その時の班の中にチワとマサオが入っていた。
なんか気まずいなぁと思っていたが、
マサオは何食わぬ顔で話しかけてきてくれた。
こいつはイジメグループに入っているが、
したっぱなのでBOSSの言われるがままにしてるだけらしい。

そっちもそっちで大変なんだなーと何故だか
マサオを心配をしていたww

マサオは馬鹿だし、上にへこへこしてるけど根は
いいやつなのでこれをきっかけに結構仲良くなった。

そんな授業中にチワがいきなり
チワ「クラスTシャツのデザイン考えよっか!」
とか言い出した。

179: 名も無き被検体774号+ 2013/10/07(月) 14:00:08.11 ID:WzNPIEdo0
フェイク入れてるならいいがこんなに身バレ情報満載で
大丈夫なのか?

182: のび太 2013/10/07(月) 14:17:15.74 ID:rOOh+VHMi
>>179
あっ、やばいかも…

184: のび太 2013/10/07(月) 15:14:39.82 ID:rOOh+VHMi
>>179
でもフィクション入れちゃうと
俺の昔話じゃなくなっちゃうんで、
このままノンフィクションで続けて行きたいと思います。

180: のび太 2013/10/07(月) 14:01:02.40 ID:rOOh+VHMi
授業も真面目に聞いてても暇なので俺とマサオは乗っかることに。
のび太
「いいよ、どんなやつにするの?」
チワ
「後ろはクラス全員の名前いれるんだけど、
 前が決まってなくて…なんかいいの無い?」
マサオ
「ふつーのでいいよ、ふつーのでww」
乗り気だったのになんか適当な答えしか出さないマサオ。
こういうやつだww
のび太
「担任の似顔絵とかは?」
結構いいアイデアと思ったけど、
チワ
「発想がきもい」
マサオ
「そんなの着て文化祭まわりたくない」
と言われて却下。なんだよこいつら。
チワ
「オリジナルキャラとかがいいなーー」
のび太
「例えば?」
そう聞くと授業のプリントにでっかく書きやがった。
まぁいいかと思い、みてみると
猫みたいで鼻が潰れている
いわば花がっぱの猫バージョンみたいな絵をかいた。
のび太・マサオ「かわいい…」
そう、思いのほか可愛かった…

のび太
「これいいじゃん!めっちゃかわいい!」
マサオ
「担任の似顔絵より100倍マシだよ!」
うるせーなw一言おおいんだよwwと思いつつも言わなかった。
チワ
「ほんと⁉︎よかったー!結構気に入ってるんだよねー」
のび太
「名前はなんていうの?」

189: のび太 2013/10/07(月) 15:48:57.93 ID:rOOh+VHMi
チワ
「……ハナが潰れてるから……はなでろん!」
小学生みたいな考え方だなと思ってたら
マサオ
「えっ、いいじゃんwはなでろんwwかわいいww」
結構乙女チックなやつなんだなww
のび太
「まぁいいんじゃない?w」
色はこうだあーだ言ってる間に授業が終わった。
そのときは楽しかった。

けど教室の異様な空気を感じた。

191: のび太 2013/10/07(月) 15:58:33.74 ID:rOOh+VHMi
その次の日だった。
また、昨日みたいに班を組んで問題をとく授業で、
のび太
「とりあえず昨日のつづきで色を決めなくちゃだな」
マサオ
「そーだな、とりあえず肌色と…
チワ
「はなでろんはやめよ。」
急にこんなことを言い出した。
のび太
「え?だって昨日あんだけ乗り気だったじゃん!」
チワ
「今思うと、ガキっぽいし、ダサい!やめよ!」
といって紙を取り上げて急にうつ伏せになりはじめた。
どーしたんだろう。
あんだけ昨日ははしゃいでたのに…
そう思いながらも授業をうけていた。
すると、突然チワが立って今日教室を抜けて行った。
別にみんなも騒いでたから注目はされなかったけど、
少なくとも俺たちの班はびっくりした。

195: 名も無き被検体774号+ 2013/10/07(月) 16:11:49.19 ID:/0kAqdev0
楽しい創作書けよ

196: のび太 2013/10/07(月) 16:33:08.73 ID:rOOh+VHMi
>>195
創作じゃないので
オチは微妙ですがなるべく詳しく書いていきます。

のび太
「なんだよあいつ…なんか今日変じゃない?」
マサオ
「んーわかんね。」
相変わらずだなと思いつつ、心配になってきた。
すると、同じ班の眉毛(女子で眉毛がないやつ)が、
眉毛
「そーいや、そのオリジナルキャラめっちゃ文句言われてたよー」
のび太
「えっ?誰に?」
眉毛
「モデ子と美子(結構性格キツイ女子、
 女子のBOSSみたい)に結構…
 あの子らめっちゃチワのこと嫌ってたし、
 正直私もそのキャラはないと思う…」
…はなでろん……カワイソス
そんなことあったなんてこれっぽっちも知らなかった。
あいつは俺らと仕方なく絡んでたんじゃなかったんだ。
絡むしかなかったんだ。
この時気付いた。
俺たちはこのクラスを敵に回していることに。

197: のび太 2013/10/07(月) 17:06:09.84 ID:rOOh+VHMi
俺は思った。このまま自分だけを守るだけじゃダメだってこと、
なんとか立ち向かっていかないとダメということにだ。
俺はチワ、山口を絶対に見捨てないことを授業中、
この紙に書かれた
はなでろんに誓った。

そしてこのはなでろんに
「ちわへ、元気だせドロン!!」
と吹き出しを書いて机の上に置いといた。

198: 名も無き被検体774号+ 2013/10/07(月) 17:22:16.82 ID:6wK1FF0F0
人数が多くてわからん、、、
誰かだいたいの内容と登場人物をまとめてくれ

200: 名も無き被検体774号+ 2013/10/07(月) 17:51:33.22 ID:E/jQa2UUi
スレたった時からみてるがわからんくなってきた、
まぁ、頑張れ1.

204: 名も無き被検体774号+ 2013/10/07(月) 21:00:29.87 ID:FqksWSG40
中学の文化祭とか懐かしいなー

208: 名も無き被検体774号+ 2013/10/07(月) 21:37:45.67 ID:MZRdYUe40
アニメみたいやなー

210: 名も無き被検体774号+ 2013/10/07(月) 23:19:20.77 ID:E/jQa2UUi
そんな青春送りたかったわー、
何せひさった。

214: 名も無き被検体774号+ 2013/10/08(火) 00:30:43.02 ID:Wi2NQ9An0
おせーぞのび太ぁ!

218: 名も無き被検体774号+ 2013/10/08(火) 01:03:15.55 ID:KX4DuMHD0
>>214
ごめんよージャイアン

216: のび太 2013/10/08(火) 00:51:04.83 ID:bC9LU3Ohi
ここで、おさらい
登場人物
のび太・・・
主、高1、イジメ恐怖症、ボッチ恐怖症
チワ・・・
元気いっぱいの女の子、ショートカット、チビ
サキ・・・
天然、雰囲気美女、ていうか可愛い、のび太の好きな人
<仲良い奴ら>
山口・・・
親友、ダンス下手、高1でチワの未来の恋人候補生
イワンコフ・・・
顔でかい、トーク上手い、空気よめる、
ケンヂ・・・
空気読めない、ダンスうまい、運動音痴
クロヒョウ・・・
色黒、同じクラブ、クール、ツッコミ役、
<イジメグループ>
BOSS・・・
ボス、イジメの主犯、ラグビー部、ごつい、山口嫌い
マサオ・・・
おもんない、へこへこしてる、根はいいやつ、仲良い
野球部・・・
ちっちゃい、好き嫌い激しい、根はいいやつ、人気者
サッカー部・・・
イケメン、顔がエ口い、好き嫌い激しい、どS
<女子イジメグループ>
モデ子・・・
モデルみたい、足長い、顔ちっちゃい、可愛い、性格悪
美子・・・
イジメの主犯、美女、性格悪い、怖い、正直びびってる
<その他>
イケメン・・・
イケメン、敵か味方か微妙、チワと仲がいい
眉毛・・・
眉毛ない、韓国人らしい、言うことがズバズバくる、超ネガティブ
牛・・・
今後出てくる新キャラ、チワの親友、性格いい、ただ牛
おとこ女・・・
今後出てくる新キャラ、おとこみたいな女、可愛い、

217: のび太 2013/10/08(火) 01:00:18.18 ID:bC9LU3Ohi
<あらすじ>
俺はチワという女が嫌いだった。
入学して間もない頃にいきなり馴れ馴れしく
喋りかけては、「かわいいーww」と言われたからだ。

そんななか中3になってチワと同じクラスになった。
悪夢だと思っていたが、チワとかかわっていくうちに
そんなに悪いやつじゃないことがわかってきた。
そして、文化祭が近づくに連れて、
より一層関係が深くなって行く。
クラスでは新しい友達、
山口、イワンコフ、ケンヂ、クロヒョウが出来て、
今まで知らなかった、
文化祭の楽しさを徐々にわかっていった。

しかし、それをよく思わない奴らもいた。
そいつらからクラスとしての迫害を受ける6人。
初めは自分のことしか考えていなかった俺も、
チワのいじめを知ってから皆と一緒に戦うことを決意。

文化祭まであと20日。文化祭は無事に成功するのか⁉︎
6人に待ち受ける結末とは‼︎

219: のび太 2013/10/08(火) 01:07:23.98 ID:bC9LU3Ohi
しばらくすると教室に戻ってきたチワ。
目が真っ赤にはれていた。トイレで泣いていたのだろう。
すると机の上にある、紙に気づいた。そして、
チワ「下手くそ…」
とボソッといい、ちょっとだけ笑った。
よかった。チワが元気になった。
でも自体は深刻だった。
山口だけでなくチワにまできていたなんて…

こんなたかが42人の中でまでイジメがあるもんだから
100%イジメがなくなるのは結構無理な話なんだなと
ちょっと厨二病っぽいことを思っていた。

220: のび太 2013/10/08(火) 01:12:14.28 ID:bC9LU3Ohi
その日の放課後からはいつも通りのチワに戻った。
チワを始め、ぞくぞくと踊れる人が増えて行く中、
山口が一向に覚えられない状況で、
チワ
「もう!!さっさと覚えてよ!!撮影しないとじゃん!」
といきなり先輩ヅラwww
山口「はいはいwわかってますよw」
といいながらも全然踊れていない山口ww
チワ「全然わかってないじゃんwwそこ足あげて…」
と説明するチワを笑って見ていると、
チワ「何笑ってんのよww」
とガンを飛ばされたww

222: のび太 2013/10/08(火) 01:18:35.40 ID:bC9LU3Ohi
そろそろ下校時間になってきたので、みんなで帰ることに。
すると
ケンヂ「なぁなぁw神社に寄り道していかね?ww」
と、なんだかはしゃぐケンヂ。
周りを見ていると、美子、
モデ子と今日はめずらしく女子が多かった。
あぁ、なるほどな…こいつもいやらしいやつだなぁ…
と思いつつも、神社に行くことを押し続けた俺ww
すいませんww俺もいやらしいやつですw
でもチワは
チワ「えっ?まじで行くの?やめよ?」
と、ガチでビビってるwwどうやら暗いところが苦手らしいw

でもこういう女子こそちょっかいをかけたくなるんですよ。
そういうちょっとしたS心が出てきて、
無理矢理連れて行くことに。

223: のび太 2013/10/08(火) 01:26:16.94 ID:bC9LU3Ohi
通学路をずれて小道を通って神社に向かう途中、
のび太
「そーいやさ、ここの神社のあれしってる?」
お決まりの怖い話(作り話)ターイム!!
山口
「あー知ってる知ってる」
イワンコフ
「あーあの、神社に住む何子ちゃんか忘れたけど
なんかいる話?」
さすがはこのお二人。わかってらっしゃる。
ケンヂ「えぇーー?wwなになにそれww」
こいつは無視。
のび太「そうそう。あれマジらしいよ。」
山口「えっ?マジなのあれ…」
イワンコフ「えっ、あのお賽銭箱に張り付いてるやつ?」
さすがにこれは無理だろwと思い、チワの方を見ると
ガチ目に怖がってるwww
俺と山口のカバンをぐっと引っ張ってやんのww
これが楽しくてどんどんエスカレート

224: のび太 2013/10/08(火) 01:34:17.14 ID:bC9LU3Ohi
のび太
「えっ、今なんか動かなかった?」
チワ
「ほんとそういうのいいから!!」
だんだんチワの声がでかくなってくるww
のび太
「まじまじ、あっ!ほらまた動いた!!」
山口
「ほんとだ!なんか動いた!!チワ見てみろよ!」
チワ
「ほんとにやめて!!そーいうのマジで無理やから!」
といった瞬間…
イワンコフ 
「わっっ!!!」
とチワの背中を叩きながらおどかした。
チワとっさにランナウェイww笑いが止まらなかったww
とてもいじめられてる風には思えなかった。

そう、はしゃいでいる中ケンヂは
ケンヂ「もうちょっと難しいダンスとかない?ww
新しい振り付けとかまだ?wwもっとおどりてぇわwww」
モデ子「ふーーん。」
美子「そうなんだーー。」
と、ほぼケンヂ1人で喋っていた。

225: 名も無き被検体774号+ 2013/10/08(火) 01:36:25.39 ID:+FfLuUTe0
ほうほう

227: のび太 2013/10/08(火) 01:46:36.45 ID:bC9LU3Ohi
神社に着くと、
今までのことが嘘だったかのように静まりかえった。
なぜか……それは………

”思いのほか神社が怖かった。”

神社を舐めていた。
なんか凄い薄暗くて周りが見えなかった。
みんなも怖がって早く出ようとした。
が、そこで1人が悲鳴をあげた。

ケンヂだ。

ケンヂ
「うわぁぁぁ…びっくりしたぁぁ」
となんとも情けない声をあげた。
そしてケンヂは指をさして
ケンヂ
「あのタルにかかってあるやつ見てみろよ…」
と指差す方に視線を向けた。
するとそこには、ドラミちゃんのお面がかかっていた。

なにこれw確かに怖いけど、おもろっww
ドラミちゃんってwwと思い、みんなの顔をみると
山口
「うわっ、こっわ」
イワンコフ
「不気味すぎでしょ、」
チワ「もうほんと嫌!!嫌い!!」
と意外とみんなびびっていた。
俺も寝る時に思い出したら、怖くなって夢に出てきたのを覚えてる。
すると、この流れで
イワンコフ「なんで風もないのにこの鳥居にかかってる
紙揺れてるんだろう」
とかいいだして、
山口「えっ、これって霊が通ってる証拠じゃない?」
とあたかもそれらしいようなことを並べていたが、
ドラミちゃんがあった以上、あれを超えることはできなかった。

228: のび太 2013/10/08(火) 01:59:49.75 ID:bC9LU3Ohi
そこからはなにもなく無事に駅につくことに。
山口とクロヒョウとは別れ、
(ケンヂは先に帰っていた。
けどなんかしらんが改札前で待っていた。)
四人で帰っていた。
その時に、
イワンコフ
「正直、山口はチワのことが好きだと思う。」
ケンヂ
「たしかにな。あいつ自身もいいやつっていってたぞ。」
という話にいきなりなった。
チワ
「そーかなー?でも山口は違う子のこと好きだと思うよ」
イワンコフ
「いや、それはない。大丈夫。」
チワ
「うーーん…」
ケンヂ
「まぁなんかあったらいえよ!俺らが手助けしてやるよ!」
チワ
「うん…ありがと…」
といって、2人は電車を降りていった。
俺とチワの二人っきりになった。
チワ
「のび太はどう思う?」
のび太
「どうって?」
チワ
「山口がうちのこと好きかどうか…」
なんだよそれ…そんなん俺に聞いたって仕方ないだろ
とか思いつつも
のび太
「普通に考えて好意はもってるだろw
まぁゆっくり慎重にいけばいけると思うよw」
チワ
「そっか……ありがと…」
と、なんだか元気がないチワ。
俺はあえてなんでかはきかなかった。

230: のび太 2013/10/08(火) 02:10:01.37 ID:bC9LU3Ohi
いつも通りにチワをホームまで送って
自分が乗る電車のホームに向かった。
席について、ため息。
ため息をついて、これからどうするかを考えた。
まずは山口のこと。
このままだったら本格的にやられる。
とりあえず今どーいう状況かをマサオに聞いた。

次にチワ。女子のことなので入りにくいところもあるが、
チワの愚痴を聞くことくらいは出来るだろと思って
チワに悩み事はないかと聞いた。

そして、返信が来るのを待ち、
目をゆっくりと閉じて携帯を握りしめた。
気がついたら最寄り駅についていた。
終点なので駅長さんがわざわざ起こしてくれた。
あわてて電車を降りて改札をでた。

今何時だろと思って携帯をみるとLINEが2通。
すぐさまLINEを開けると、
母からの「今どこ?」のお怒りLINEと
マサオの「ふぁっく(^∇^)」LINEだった。

231: のび太 2013/10/08(火) 02:20:20.00 ID:bC9LU3Ohi
なんだこいつ。
俺ふぁっくって言われるようなLINEしてないw
とりあえずマサオには
「真面目に答えろや、ふぁっく(^∇^)」
母には「逆にどこでしょう?」
と送って帰り道を送った。
10分ほどするとLINEが。
母から「○○?(最寄りから三駅離れた場所)」
と言われたので
「残念っ!!正解は家でーす」
と送りインターフォンを鳴らした。
家に帰ると、最近帰りがおそいだの、勉強しろだの
耳が痛くなるほど言われた。
たしかにもう中間テストまで一週間だ。
少し勉強しなさすぎとも思う。
でも俺は今は勉強する時じゃないと思っていた。

勉強はいつでも出来る。
でも文化祭はあと4回しかないんだ!
とわけのわからないことを言って勉強をしない口実を作っていた。

232: のび太 2013/10/08(火) 02:30:46.98 ID:bC9LU3Ohi
そんな御託は受け入れられずに勉強をさせられる。
しぶしぶ勉強を始めると携帯が光った。
LINEがきた証拠だ。
すぐさま携帯を開けて、内容を見ることに。
チワ
「うん?なんのこと??」
マサオ
「LINEでいうの難しいから明日直接話す。
   ただし、朝早く来てな!俺朝練やし!」
マサオ…なんたる自己中…
仕方なく、
了解と送り明日は5時に起こしてれと母に頼んだ。
チワの方には
のび太「女子同士でなにかあるんじゃないか?」
と思い切って聞いて見ることに。
すぐに返信はかえってきた。
チワ
「え(笑)なんにもないよーなんで?」
のび太
「なんかイジメられてるって聞いたから…」
チワ「は?(笑)誰からよ(笑)」
のび太「眉毛」
チワ「あーー、眉毛大袈裟やからな(笑)
大丈夫よん♪のび太こそやばいんじゃないん?」
のび太「うーん、まぁ俺は大丈夫。なんかあったらいえよ」
チワ「はいはーーい」

233: のび太 2013/10/08(火) 02:37:48.62 ID:bC9LU3Ohi
こんな感じでLINEは終わった。
こいつは自分のことは何にも言わないくせに他人の
ことはすぐに心配したがる。そのくせすぐにないたり
怒ったり、愚痴をこぼしたりする。
俺は素直にもっと教えてほしかった。
チワは何を思ってるか。どうしたいのか。

でもあいつは他人に迷惑をかけたくないらしい。
もっと他人を、俺を頼って欲しかった。

気がついたらそんなことばっか考えた。
飯を食っても、風呂に入っても、寝る前にも。
今思い返すと、そうとう俺自身も病んでいた。

クラスのこと。
そして、全然最近行っていないクラブのことも気がかりだ。
勉強もおんなじくらい。
ほんと精神がおかしくなりそうだった。

234: 名も無き被検体774号+ 2013/10/08(火) 02:41:11.16 ID:2cQIqlRF0
チワいい子やん…
こういう子には幸せになってほしいわ

モデ子とかみたいに容姿が
ちょっといいくらいで偉そうにしてる奴はどうも好かん…

235: のび太 2013/10/08(火) 02:49:35.29 ID:bC9LU3Ohi
次の日、朝5時に起きて始発に近い電車に乗りいざ学校へ。
ほんとクタクタ。結局前日は考えすぎててねれなかった。

しばらくして、マサオと合流。
マサオ
「しゃーなし来てやったぞ」
とか言ってたけど、つっこむ元気もない…マジ眠い。
すぐさま俺は本題の山口のことを聞いた。

結論からいうとやはり山口はイジメのターゲットになっていた。
理由もBOSSが嫌っているかららしい。
一応どんなことをしたかを聞いてみると、
まだ対したことはなにもしていないらしい。
でも今後どんなことがされるかわからないので
あまりやりすぎることをやろうとしたら止めてくれ
と頼んでおいた。
その時マサオは「わかった」と言っていたが、
なんにしろマサオもBOSSに
ビビりまくっているので期待はしなかった。
他のやつらのことを聞くと、俺は全然ないらしい。
じゃああの冷たい態度はなんだったのか気になったが、後回し。
イワンコフ、クロヒョウもなかった。
ケンヂはちょっと、”ん?”となる時があるらしいがまぁそんな
ターゲットというほどのことはしていないらしい。

237: のび太 2013/10/08(火) 02:59:07.42 ID:bC9LU3Ohi
ケンヂのことに関しても釘を刺しておいた。
全部の話を聞き終わろうとした時、
一応だがチワの話を聞いた。
すると思いがけないことがわかった。

実はマサオは結構、美子とLINEをするらしく、
よくチワの愚痴を聞かされていたらしい。
「チワは男といちゃつきすぎ」とか
「B推しのダンスでも足を引っ張ってる」だとか。

これを聞いた瞬間、女子の恐ろしさを感じた。
と同時に男子でよかったーとも思ったが、うちのクラスは
あんまり変わらないなと身をもって感じた。

でもこのことで確実にチワはクラスの一部から
敵対心を持たれていることはわかった。
どーにかしてやりたい。でもどーにもこのもどかしさ
がとても悔しかった。
マサオには悪いがそのまま美子に愚痴を聞いてもらい
ちょくちょくとその愚痴を俺に話してくれと頼んでおいた。

初めは「嫌っ!!!」とか言ってたけど結局承諾してくれた。
時々めんどくさいけど、いざとなると頼りになるなと思った。

238: のび太 2013/10/08(火) 03:06:57.52 ID:bC9LU3Ohi
話は全部聞き終わって学校に向かった。
教室につくと荷物が結構置かれていた。
なにかなーっと思っていると、黒板に女子7時30分集合!!
と書かれたものがあった。
チームB推しの練習をするらしい。
朝から頑張るなーと思い、集合場所に1人で向かった。
すると、女子がぞろぞろといて、真ん中にダンス部が
指揮をとって教えている。
そこで、ふと疑問におもった。
チームB押しを考案して配置、配役を決めたのは眉毛だった。
当然、ダンスも眉毛が覚えてきたのだろう。
でも、指揮をとってるのはダンス部。

まさかこれは…あれか…

と思い、見ていると美子とかがチラチラと眉毛を見ながら
なにかボソボソと言っている。

こいつもか…

240: のび太 2013/10/08(火) 03:17:12.29 ID:bC9LU3Ohi
ターゲットに入っていた。
俺は女子怖すぎだろwwwといった。心の中で。

ダンス部を中心としたチームB押しはスムーズかつ効率的に
進んでいった。全体練習1日目にしてサビまで終わっていた。
ダンス部さまさまですな。

練習が終わって、みんなが教室に戻る途中、聞いてしまった。
美子
「ホント、ダンス部が指揮とってくれて良かったよw
   わかりやすいし、スムーズww」
こいつら怖い。しかも近くに眉毛がいたし。
女子A「しっ、聞こえるってww」
なんだよ、こいつら。絵に描いたような悪役じゃんか。
顔が可愛くても中身ダメとかもったいねぇーとか思った。
教室に戻ると、
チワ「わざわざ1人で見に来るとか変態だなww」
とか言われたけど、そんなの頭に入ってこなかった。

ただ、俺は前にいた眉毛のうつ伏せになった姿を
ぼっーと見つめていた。

262: 名も無き被検体774号+ 2013/10/08(火) 12:00:36.54 ID:uGmp16vZ0
>>240
B推しにサビなんてあるの?

267: のび太 2013/10/08(火) 19:27:35.65 ID:I3jgD0W3i
>>262
A.K.B!!48ーー!!!ってとこ。

264: 名も無き被検体774号+[sage] 2013/10/08(火) 14:10:52.90 ID:SpSdTZ+/0
>>140
え、チワ女じゃないの
女はチームb推しじゃなかったか

267: のび太 2013/10/08(火) 19:27:35.65 ID:I3jgD0W3i
>>264
チワは女ですよ!
ただ、告白の指揮権を任されていたのでその日の
B推しの練習を抜けて告白の方を撮っていました。

241: のび太 2013/10/08(火) 03:27:14.33 ID:bC9LU3Ohi
その日眉毛は授業中もずっとうつ伏せで放課後は残らずにすぐに帰った。
美子
「なにあいつ先帰ってんの?
   もうちょっとで撮らないといけないのにさぁ」
女子A「ほんと勝手だよね!」
女子B「誰かになんか行ってからにしろよ!」
と早速愚痴をこぼすやつら。
お節介っていうのもあるけどさすがに我慢の限界。
のび太「いや、あいつも理由があって帰ったんじゃないかな?」
美子「え?」
のび太「いや、例えば……歯医者の時間がもうすぐで
急ぎすぎてて誰にも言えなかったとか…」
チキンな俺www女子は無理ですww怖すぎww
美子「まぁ、そっかぁ」
なんか納得したwww
ダンス部「とりあえず時間ないから残る人だけでも合わせよ!」
女子一同「はーーい」
ダンス部さんさすがっす!

243: のび太 2013/10/08(火) 03:42:54.69 ID:bC9LU3Ohi
着々と練習を始める女子たち。
俺たちはというとやることがなかった。
ダンス部はB推しにつきっきりだし、
第一撮る人がいなかった。

チワはというとこっちはこっちで着々と告白のpvを撮っていた。
ちゃんと日を決めて、
1番計画的に進めていたのはこいつなのかもしれない。
つくづく感心されられる。

242: 名も無き被検体774号+ 2013/10/08(火) 03:31:22.25 ID:b4pCg6oz0
鹿児島??

244: のび太 2013/10/08(火) 03:45:16.30 ID:bC9LU3Ohi
>>242
違うよwww

結局この日も下校時間ギリギリまで残った。
そしていつものメンバーで帰ろうとした時、
そこに見慣れない顔のやつが入ってきた。
おとこ女だった。こいつはバスケ部に入ってて、今はちょうど
引退して暇らしい。
俺はこの6人の輪に誰かが入られるのを嫌ったけど、
山口とイワンコフは大喜び。
山口「こいつは俺のもの!」
イワンコフ「いやいや、俺のもんだろwなっ?」
おとこ女「お前顔デカイからいや、」
山口「wwwwじゃあおr…」
おとこ女「でも山口気持ち悪いからもっといやw」
イワンコフ「wwwざまぁww」
とかいうやつとりをやってた。
俺はいつも通りにチワと歩いていると、
山口「いいしー、俺にはチワがおるしー」
といって肩を組みだした、するとイワンコフも
イワンコフ「は?なめんなよ?」
とおとこ女の肩をくみ出したw
なんだこれww
チワは「気持ちわるーーい」といい手をはらって逃げ出したw
意外とおとこ女は嫌がらず逆に
イワンコフ「そろそろよけていいっすか?」
と聞くぐらいだったwww

245: のび太 2013/10/08(火) 03:56:56.82 ID:bC9LU3Ohi
そんなことを繰り返してるうちに改札についた。
クロヒョウと山口と別れ、5人に。
おとこ女はなんとチワと最寄りが近いため、最後まで一緒だった。
チワとの2人の時間がなくなって少し落ち込む俺。

俺は同じように2人を見送り、電車に乗る。
ふと、考えた。”何回目だろこれ。もう十回は軽く行ってるな。
そう思ったらあれからだいぶ経つなぁ。これが永遠に続かないかなぁ”
そんな風に考えながら俺は、携帯のミュージックをタップしていた。
普段はミスチルや、セカオワ、あとは洋楽しか聞かない。

いつものようにミスチルを聞こうと思って
アーティスト名のところをタップ。
すると、あるアーティストが目に入った。

”FUNKY MONKEY BABYS ”

久しぶりに聞くかと思い、曲を見る。
するとそこには、”告白”の二文字があった。
ちょっとくさいけど聞いてみるかww
そんな風に思って聞くと、やっぱりいい曲。
さすがだなファンモン。

290: 名も無き被検体774号+ 2013/10/09(水) 09:18:15.54 ID:6MMlFi//O
>>245
おとこ女って名前・・・
昔その名前でからかわれて凄く傷付いた記憶がある
そっ閉じ

291: 名も無き被検体774号+ 2013/10/09(水) 09:36:43.60 ID:yhezOkl90
>>290
書き込んでる時点でそっ閉じじゃない

246: のび太 2013/10/08(火) 04:03:35.71 ID:bC9LU3Ohi
電車の中でファンモンの告白を聞いている。
この状況に酔いしれた俺は気分がもう、告白する気分だった。
でもこの時に、告白と思って初めに出てくるのはサキだった。
ちゃっかり毎日LINEはしていた。
授業中でもチワの次に喋ってる。

だからと言ってそんな気分だけで告白とかはしなかった。
相手にも失礼だし、ちゃんと自分の気持ちが落ち着いてから
告白しようと決めていた。

そんなことを考えて携帯で告白の歌詞を調べてみている。
何回もしつこいがなんていい曲なんだと感心する俺。
そこに通知が入った。
LINEのグループの招待だ。
ん?”チワちゃんと愉快な仲間たち”?なんだこれ?

247: のび太 2013/10/08(火) 04:09:04.24 ID:bC9LU3Ohi
メンバーはケンヂ、クロヒョウ、イワンコフ、俺、チワ、山口。
oh...こーいうのが女子にハブられる原因なんだろうなーと思いながら
なんの戸惑いもなく”参加した”www
そーいや、いっつもこのグループで帰ってるのに
LINEとかなかったなーと思ってたら今日作られてた。

なんかテンションが上がってその日は徹夜でそのグループの
やつと喋ったwwクッソ楽しいwww
※中間5日前です。

248: のび太 2013/10/08(火) 04:23:13.32 ID:bC9LU3Ohi
次の日からは中間一週間を切っているってことで文化祭のことは
やらせてくれなかった。
ちょっと悲しい…なんだかクラブのやつらとは帰りずらくなってたので、
愉快な仲間たちと帰ることに。
さすがにこの時はチワはいなかった。

チワがいないとなると鬱トーク連発。
山口は「俺は嫌われてる」だの「はぶられてる」だの
それを聞いた俺も便乗して、クラブのやつの愚痴をこぼしていた。

ほんとこのグループはチワで持っていたようなものだった。
チワがいなくなった途端にみんな、特に俺と山口は鬱になった。
とりあえず俺たちは不安だった。クラスに居場所がなくて
ここのグループしか残るすべはない。いわば確認のようなことを
していたんだと思う。”お前たちは俺たちを見捨てないよな?”
そういう隠れたメッセージがあったんだ。

そんな中で俺は聞いてしまった。
のび太「お前ってチワのこと好きなの?」
山口は急に黙る…他の3人も急に静かになった。
山口「好きだよ」
この時はっきり覚えてる。なんかがズーンと俺の背中に乗っかった。
のび太「やっぱりな…よかったじゃん、両想い!」
なんで思ってもないことをスラスラと言えるのか、
この時俺は自分が怖かった。

249: のび太 2013/10/08(火) 04:27:12.05 ID:bC9LU3Ohi
その後のことはあんまり記憶がない。
別にチワのことが好きじゃないのに、
2人が両想いってことが嬉しいのに。
何故か素直に喜べなかった。

その日、愉快な仲間たちはいつも通りに盛り上がっていたが
俺はLINEにでる元気がなく、既読無視をしていた。
そのあとチワから「どーしたの?」ってきたけど、それも無視した。

この時ぐらいからだった。ちょっとずつ何かが崩れかけていった。

250: のび太 2013/10/08(火) 04:40:00.91 ID:bC9LU3Ohi
次の日、朝1番でチワに
チワ「なんで昨日無視したの⁉︎」
と言われたので、とりあえず
のび太「あぁーww返信しようと思ってたけど寝たwwごめんw」
適当な嘘を言って流すと
チワ「ふーーん、ならいいけど」
となにかを読み取ったような雰囲気を出していた。

その日は俺が頼んで、チワと山口と三人で帰ることにした。
教室で勉強してから三人で帰った。
いつもと同じ神社ルートで帰った。

凄い居心地が悪かった。俺はもしかしたら邪魔なんじゃないかと
思うくらいだった。
山口自身も自分の気持ちに気づいたのでチワとは喋りずら
そうだった。
チワはというといつもと違う雰囲気を感じ取ったのか
ずっと黙っていた。
のび太「勉強してる?」
山口「いや、全く…」
のび太「チワは?」
チワ「全然してないよ」
ずっとこんな感。沈黙はまずいと思って俺はずっと話続けた。
すると2人の顔に笑顔が戻ってきた。

結局最後は結構盛り上がって別れた。
そして、チワと2人っきりでの電車。
チワ「なんであんなに機嫌悪かったの?」
のび太「え?全然悪くなかったよw」
チワ「すごく怖かった…」
のび太「目つき悪いせいだなw」
チワ「そっか…」

252: のび太 2013/10/08(火) 04:46:44.05 ID:bC9LU3Ohi
しばらく沈黙が続き、そして俺は
のび太「山口さ、お前のこと好きだって」
チワ「えっ⁉︎」
のび太「よかったなw」
チワ「えっ、ちょ、意味わかんない…」
のび太「昨日あいつと一緒に帰ってさ…」
チワ「ほんと好きだねwゲイみたいww」
のび太「うっさいwそれで聞いたら好きだって」
チワ「いやいやいやいやww」
のび太「もう告れよw」
チワ「いや、絶対嘘でしょ?」
のび太「いや、マジだってwイワンコフとか
ケンヂに聞いてみろってw」
チワ「だってあいつらじゃ、信憑性薄いもん…」

254: のび太 2013/10/08(火) 04:52:27.19 ID:bC9LU3Ohi
確かに…
そう思ってしまった。
のび太「じゃあクロヒョウは?クロヒョウに聞けよ」
チワ「クロヒョウ君が言うんだったらほんとうだw」
なんだよそのVIP待遇。
チワ「いやでも、信じない!!」
のび太「なんでだよww」
チワ「直接言われるまで信じない!」
のび太「じゃあまた聞いてスクショおくってやるよw」
チワ「やめて(ー ー;)」
こんなやりとりが続いた。そして俺は切り出した。
のび太「じゃあもし、好きって言われたらどうすんの?」

255: のび太 2013/10/08(火) 04:57:29.35 ID:bC9LU3Ohi
出ました、”もし”。ifですよ。
チワ「わかんない…」
のび太「なんで?」
チワ「だって、もしここで付き合ったらせっかく仲良くなれた
みんながバラバラになっちゃうかもしれないじゃん」

俺はこの一言で変わった。こんな状況でも人のことを考えれる
やつがいるのか。やっぱりチワはすげー。

やっと気づいた。俺はチワのことが好きだ。
これは紛れもない事実だ。そう確信した。

到底このとき、
「そんなこと気にしないで、付き合っちゃえよ」
とは思わなかった。

258: のび太 2013/10/08(火) 06:27:04.21 ID:bC9LU3Ohi
自分の気持ちにやっと気づいた俺。
嘘をつきたくなかったので、山口には正直なことをいった。
のび太「今ちょっといい?」
LINEでそういうと返信はすぐにかえってきたとき。
山口「うん。なに?」
のび太「おれ、サキのこと好きっていってたじゃん?」
山口「うん」
のび太「それ嘘で本当は俺、チワが好きなんだ」
山口「そっか」
のび太「そーいうことだから」
山口「りょうかい、そんな気してたよw」
のび太「なんで?w」
山口「雰囲気でわかるw」
意外とズキズキした感じではなかった。
相手が山口ってのもあって俺は安心して言えたんだと思う。

普通に考えてこんなこと言っちゃったら先に告白されて
付き合われるとかもと思うけど、俺はそんなことを考えない
ほど、こいつがそんなことするはずない、当たり前と言い切るほど
俺は山口を信用していた。
最後に
「結果、どっちが付き合うことになるとしても
絶対にギスギスしないようにしよう」と決めた。

271: のび太 2013/10/08(火) 20:28:35.58 ID:I3jgD0W3i
次の日、俺はチワと山口と一緒に帰る約束をした。
帰り道、ギスギスしないと決めてもなんだかぎこちない会話。
いつも元気なチワもこの日に限って全然元気がなかった。
のび太「中間の勉強してる?」
山口「いや、全然…」
のび太「チワは?」
チワ「あたしも…」
こんなどよーんとした空気だった。このままだとやばいと思い、
のび太「お前ら頭悪いからちゃんと勉強しないと高校いけないぞww」
山口「大丈夫…チワよりは頭いいから」
チワ「は?wそれはないww一学期の期末平均の何割かいってみぃ!」
山口「8割3分ぐらい…」
チワ「ほらっ!あたしより悪い!!w」
山口「じゃあお前は?」
チワ「8割5分…」
のび太「あんまりかわんねぇよww」

273: のび太 2013/10/08(火) 20:36:54.24 ID:I3jgD0W3i
山口「それなww」
チワ「いやいやww2分って結構でかいよ?w
だいたいどっちにしろ負けてr…」
すっと後ろにいって、こんなやりとりをしている
2人の背中をみておもった。

やっぱ俺は邪魔なのかなぁ…

そんなことを考えながら二人のあとを追いかけて行った。
いつも通り、山口とは別れてチワと2人で電車に乗った。

281: 名も無き被検体774号+ 2013/10/09(水) 01:41:35.42 ID:nDtBAxce0
いつ告白するんだよ

282: 名も無き被検体774号+ 2013/10/09(水) 02:19:01.91 ID:BZmq+C2C0
>>281
その過程が楽しいじゃないの

286: のび太 2013/10/09(水) 07:30:02.46 ID:9lyf81d8i
チワ「なんで帰りの途中元気なかったの?」
のび太「なんでもない」
チワ「ふーん、まぁいいけど」
なんか俺はちょっとだけ拗ねていた。
構ってちゃんってこともあったし、2人の会話に
入りたくても入れないもどかしさを気づいて欲しかった。
そんな中、やけになって
のび太「これ、山口とのLINEなんだけど、
チワが好きっていってるだろ?」
とLINEを見せてしまった。
チワ「いやいや、冗談でしょw」
と何度冗談じゃないといっても聞かない。

287: のび太 2013/10/09(水) 07:39:23.53 ID:9lyf81d8i
だんだんこっちもイライラしてきた。
なんで”山口が自分のことを好き”っていう
物的証拠があるのに素直に聞き入れないんだろう。
さっさと告って付き合えよ。

と、もうヤケクソになっていた。
いつしか俺はチワを応援するという名目から、
自分のこのモヤモヤした感じを取り除くために
さっさと2人をくっつけることしか考えていた。

やり方もどんどんエスカレートして、
LINEのグループで2人が喋るような会話にもっていって、
直ぐに抜けるという処方をとっていた。

だから、
こっからはチワをホームまで送るってことはしなかったし、
LINEも少なくなった。授業中も喋らないようにした。


288: のび太 2013/10/09(水) 07:52:25.98 ID:9lyf81d8i
そんないろいろ抱えたなか、中間テストが始まった。
結果は…最悪だった。平均の8割5分。過去最低だった。
でも親は最近の俺の状況を察してくれたのか、何も言わなかった。

中間テストが終わるとまた文化祭の準備が始まった。
俺は今こんな状況だけど、
なにより文化祭の準備を楽しみしていた。
”またみんなと一緒に帰ったり、喋ったり出来る”
そう思うと、気分も明るくなれた。

はじめの方はチワと山口と俺は若干喋りずらくなっていたけど、
そこはイワンコフが頑張ってくれた。
帰る時にはもうみんな、
ギャーギャーウァーウァー騒ぎまくってた。
”なんだかんだいってこのメンバーが1番楽しいよな”
”この文化祭の練習のために勉強頑張ったわw”
とか自分たちを自画自賛しまくってたww

294: のび太 2013/10/09(水) 11:26:16.88 ID:9lyf81d8i
そうやって騒いでいると前にクラブの奴ら。
俺たちのクラブはみんなで
集団下校するという謎のしきたりがあった。
俺は最近全くクラブに行っていなかったので
少しクラブの奴らと溝ができているとこの時の俺は思っていた。

無言で追い越そうとすると、
クラブのやつ「よっ、お前久しぶりに見たなw」
のび太「ほんとだなw…」
なんかこの一言が嫌味っぽく聞こえた。
クラブのやつ「集団下校の時ときに帰れてるじゃんww」
遠回しに行ってるのがムカついたので
のび太「何がいいたいの?」
と結構強めに言った。
クラブのやつ
「いやいやww何が言いたいのってwwなにきれてんの?ww」
といってたので無視して、先に歩いていた。
このまま歩くとあいつらと一緒の電車に乗ると思い、
チワ「ちょっとスーパー寄っていい?」
山口「あー、俺も買いたいもんあるからいいよ、いこ」
と、俺に気を使ってスーパーに入ってくれた。

296: のび太 2013/10/09(水) 11:37:41.57 ID:9lyf81d8i
するとスーパーに入るってすぐ、
チワ「こっちのことはいいからクラブ行きなよ」
のび太「いいよ、今は文化祭に集中したいし。」
山口「いや、でもそろそろ顔だしとけよ…見た感じやばかったし」
のび太
「まぁ気にすんなってw
 クラブサボるために文化祭行ってるとかは
 さすがに思ってないだろうしw」
チワ「でも、明日は行きなよ。部活」
のび太「明日ない。」
チワ「じゃあ明後日」
のび太「……文化祭…近いし…終わってからいくよ…」
そういうと山口は何か言いたそうな顔をしていたがいわなかった。

チワも言わなかった。

298: 名も無き被検体774号+ 2013/10/09(水) 11:56:25.92 ID:kGdA9JIo0
恋したいなぁ・・・。

303: 名も無き被検体774号+ 2013/10/09(水) 16:51:28.31 ID:D4K3qjkV0
なきそう…

311: のび太 2013/10/10(木) 08:06:30.08 ID:dJo6rKXvi
その後の電車も俺たちは黙りっぱなし。
2人とも喋ろうとしなかった。
でも俺は無言でチワを見送りに行こうとしたら、
チワ「来なくていい」
のび太「なんで?」
チワ「別に意味はないないけど」
のび太「わかった、じゃ」
と言ってホームまでは行かずに普通に帰った。
でも家に帰ると急に喧嘩別れみたいでいやだなと思い、
のび太「俺やっぱ明日部活いくよ」
とLINEをしたが、
結局LINEは既読がついたままかえってくることはなかったた。

312: のび太 2013/10/10(木) 08:09:09.78 ID:dJo6rKXvi
次の日の放課後、
部活に行こうとしていると山口に引きとめられて
山口「なんか昨日変なグループに誘われたんだけど…」
と言われた。少し気になって、
のび太「なにそれどんなグループ?」
山口
「グループ名は3ー○(俺のクラス)っていうグループ名なんだけど、
 メンバーが変でBOSSとマサオと野球部とイケメンとか、
 あと男子いろいろ」
嫌な予感がした。
山口「なにかなー?って興味本位で入ってみたらいきなり、
BOSS「最近Yうざくない?」
っていう愚痴から始まったんだ。」
山口
「多分Y(その時クラスでも結構嫌われていたやつ)の
 ことだと思うんだけど、
 いろいろ悪口とか黙って聞いてたら変なとこがあったんだ」
のび太「なに?」
山口「なんか話してるうちに
マサオ
「特にチワと絡んでる時とかすげぇうざすぎる、
 見ててイライラするわ」とか言ってんだよ。
 で、あいつ絡んでるっけなーって思いつつも
 チワの悪口言ってたから
 気分悪くなって退会したんだけどね。」

313: のび太 2013/10/10(木) 08:11:20.76 ID:dJo6rKXvi
俺はそれをはじめて聞いたとき全部芝居だと思ってた。
山口は自分はイジメられてることはわかってるけど
それを隠そうとしてるとおもった。

でも実際は違った。
本当に山口は気づいていなかった。
そこで、俺は言ってしまった。

のび太「山口…それお前のことだ」
山口「え?」
のび太「そのYはお前のことらしい。」
山口「そうなんだ…まぁそんな気はしてた…」
のび太「ごめん…黙ってて」
山口「なんでお前が謝るんだよ」
のび太「ずっと知ってたのに、黙っててごめん」
山口「もう…いいよ…」

314: のび太 2013/10/10(木) 08:13:24.22 ID:dJo6rKXvi
そう言ってお互い練習場所に戻った。
帰りも一緒に帰ったけど、山口の気分はどん底だった。
話しかけても「うん…」「あぁ…」とかしかいわなかった。


そこからだった。
いつもの様にワチャワチャと
騒ぐだけのグループじゃなくなっていったのは。

それから山口はちょっとずつだけど、騒ぐことをあまりしなくなった。
「チワちゃんチワちゃん!!」とチワに無駄絡みすることや、
「チワは俺のもの!」と肩を組んで帰ることも少なくなった。

315: のび太 2013/10/10(木) 08:15:27.18 ID:dJo6rKXvi
急な変化に驚くケンヂやイワンコフ、
俺は理由を知っているのでなんとも言えなかった。
チワはというと自分からなぜだか山口と関わらなくなってきた。
チワは基本、ぐちぐちと文句をいったりするやつや
女々しいやつは大嫌いだった。
BOSSに嫌われてると知った山口は
山口「あぁ、人に好かれるにはどーしたらいいんだろ」
山口「なんでこんな風になっちゃったんかな?」
と自分を責めたりしてとにかくうじうじしてたからだろう。
それでチワが嫌気をさしたらしい。

山口も無理もないと思う。
誰かにぶつけたい気持ちがあっても仕方ない。
そう思って俺は山口と2人で話すことや、
LINEすることを多くした。
時には自分の愚痴もいったりしてたから俺たちの関係は
深くなるにつれてどっちも暗くなっていった。

318: のび太 2013/10/10(木) 16:16:06.86 ID:7n6ZZFyji
いつのまにか、愉快な仲間たちのLINEでも愚痴るように。
最初はみんな(チワは出てここなかった)励ましあっていたが、
それが毎日続くとみんなも嫌気をさして、
俺と山口が2人で喋っているのをみんなが
見てるという体制に変わっていた。

そしてついに
”チワさんが退会しました。”
と出た。

319: のび太 2013/10/10(木) 16:18:39.38 ID:7n6ZZFyji
俺はすぐさまチワに
のび太「なんでグループ抜けたんだ?」と聞くと、
チワ
「もう嫌。山口うざすぎ、毎日愚痴ばっか。女々しすぎる」
のび太「いや、しゃーないだろあんな状況なんだし。」
チワ「じゃあとりあえず終わったら言って。また入るから。」
のび太「わかった。」
と言って、愉快な仲間たちのグループに戻ると、
山口「なんでチワ退会したの?」
と聞かれた。でも正直には言えず、
のび太「わかんない…まぁいいや、続けて」
とそのまま続けさせた。
そして、終わるとチワを誘ってチワがまたグループに入る。
愚痴が始まるとこういうケースになることが多かった。

320: のび太 2013/10/10(木) 16:23:16.07 ID:7n6ZZFyji
こんなはずじゃなかった。
俺が中間テスト中に描いていた文化祭ライフとまるで違った。
また騒ぎあったり、一緒に並んで帰ったり、
マクドでたむろったりするんだろうなぁと思っていた俺の期待は
すっかりと消え去ってしまっていた。

山口は戦意喪失。
イワンコフは心配はするもどうしたらいいか
わからずただただ話を聞くだけ。
ケンヂはいつの間にか、
自分も嫌われていると過剰に思い込み
俺たちの愚痴すらもイケメンにこぼしていたらしい。
クロヒョウはちゃんと考えてくれているが
思ったことをあんまり言わない。
チワは俺たちとの関係をちょっとずつ切り離そうとして、
自然と女子に溶け込もうとしていた。

チワだけはちゃんと自分の状況をわかって
どうするべきかを考えていた。
でも俺はそんなみんなが、だんだん離れていくみんなが
嫌で嫌で仕方なかった。

322: のび太 2013/10/10(木) 16:28:35.03 ID:7n6ZZFyji
今思うと俺の行動は自己満足に過ぎない。
しかもチワの気持ちを無視した行動だった。
けど俺はそんなことも忘れるぐらいの正義感と義務感、
そして仲間を思ったいわば”愛”に近いものと自分に言い訳をし、
こじつけて、あたかも自分は
ヒーローであるかのように思ってたかもしれない。

ただ、このグループが壊れることだけは許せなかった。
クラブ以外で本気で語り合える初めての友達。
”いろいろあったけど結局はやっぱこのメンバーだよね”と言っていた
あの時のようにいつまでも笑いあえる関係に戻そう。

323: のび太 2013/10/10(木) 16:31:17.03 ID:7n6ZZFyji
そう決意をして、今思っていることをLINEで全部書いた。
夢中だったからあんまり詳しい内容は覚えていなかった。
”このメンバーが好きだってこと。”
”前の状態に戻したいこと。”
”イジメに立ち向かうこと。”
とか今このグループに置かれている状況を
もう一度話した上で俺がどうしたいかを伝えた。

324: のび太 2013/10/10(木) 16:34:50.90 ID:7n6ZZFyji
返信はすぐにきた。
ケンヂ「俺もやっぱりこのままじゃ嫌だ。
やっぱこのメンバーが好きだから壊したくない。」
イワンコフ
「俺もだ。このままバラバラになるのだけは嫌だ。」
こう二人は返してくれた。
しばらくして、
山口「俺も。このメンバーが仲悪くなるのはタヒんでも嫌だ。
こんな状況になった原因は俺だ。ごめんな。
偉そうだけど、これからは協力して立ち向かって行こう。」
ケンヂ「お前のせいじゃねぇよ!きにすんなって!!
みんなで乗り越えていこーぜ!!」
と、なんだかこの雰囲気に酔ってきたのか
みんなかっこいいセリフばっか言っていた。

盛り上がっている中で、やはりチワは出てこなかった。
そこにあるのは”既読5”という文字だけだった。
1番届いて欲しい人に届かなかった。そう俺は落胆した。

325: のび太 2013/10/10(木) 16:36:52.07 ID:7n6ZZFyji
次の日、学校に着くと
ケンヂ「のっびっ太~~!」
イワンコフ「なんか昨日カッコつけやがった奴きたーww」
のび太「うっさいwww」
と、いつも通りの雰囲気に戻ってた。
山口「いやーほんとでも良かった。」
と心底安心する山口。
クロヒョウもなにも言わずに普通に喋っているが、
喜んでくれてるみたいだ。

そう話しているなか俺はチワが気がかかりで仕方なかった。

授業が始まる5分前、
俺は席に戻って次の授業の用意をしていたら、チワが入ってきた。
期待はしなかった。
俺はいつものように何一つ変わらなかった顔をされると思っていた。

326: のび太 2013/10/10(木) 16:38:56.83 ID:7n6ZZFyji
すると、俺のところに近づいて
チワ「かっこつけすぎ!!うざすぎ!!
気持ち悪い!!なにあれ!!通知うるさい!!
せっかく気持ちよく寝てたのに!!」
のび太「ごめん…」
チワ「休日ぐらいゆっくり寝さして!!」
のび太「はい…」
そういうと席に着き、一つ呼吸をおいて
チワ「でも…良かった。ありがと」

この言葉は今でも鮮明に覚えてる。
急にきたのでキョトンとしたいた。
そして、急にこみ上げてくる笑い。

327: のび太 2013/10/10(木) 16:41:00.45 ID:7n6ZZFyji
のび太「wwwなにそれwwキモっww」
チワ「殺すぞ。」
のび太「すいません。ww」
すると
山口「チワちゃぁぁぁーーん♡」
イワンコフ「おいこら、のび太。なにチワとイチャついとんじゃ。」
チワ「山口、ガチキモい。」
山口「(´・_・`)」
のび太「いや、別にイチャついてな…」

いつの間にかいつもの俺たちに戻っていた。
俺はここぞとばかりに
のび太「いろいろあったけどやっぱこのメンバーだよな」
というと、
山口「そーだけどそれにお前は入ってないぞ。」
チワ「うん、少なくとものび太はない。」
ケンヂ「ざwwwまwwwあww」
クロヒョウ「お前はないな。」
イワンコフ「おいおい、お前らやめt…確かにないな。」
のび太「なんだよそれwwww……」

文化祭まであと10日ほど。
俺たちはまた”チワちゃんと愉快な仲間たち”に戻った。

328: 名も無き被検体774号+ 2013/10/10(木) 16:47:11.96 ID:jdv44sfR0
>>327
チワ、ツンデレかw

329: 名も無き被検体774号+ 2013/10/10(木) 16:50:06.13 ID:msv5nctP0
>>327
チワ、ツンデレ ヶ原さんで変換しました

330: 名も無き被検体774号+ 2013/10/10(木) 17:06:15.21 ID:IXpvuOIOi
おぉぉぉおー

332: 名も無き被検体774号+ 2013/10/10(木) 17:53:08.01 ID:XLPXUZ5R0
よかったー

342: のび太 2013/10/11(金) 18:45:28.78 ID:aJyjpyKDi
俺たちの仲は戻った。
でも俺はやらなきゃいけないことがあった。
俺たちをここまで追い詰めた奴ら。
俺は許せなかった。

343: 名も無き被検体774号+ 2013/10/11(金) 18:48:04.42 ID:VoHRKLm00
>>342
wktk中

344: のび太 2013/10/11(金) 18:50:21.36 ID:aJyjpyKDi
次の日の朝にマサオと同じ電車に乗った。
マサオ「おぉーーのび太!なんでいんの?」
のび太「いや、ちょっと早く行こうと思って。」
何食わぬ顔のマサオ。
BOSSを止められなかったことはまだ許そう。
さすがにそこまで期待していなかった。
でも加勢して追い打ちをかけたことが許せなかった。
チワ、山口、双方を傷つけたのだ。

346: のび太 2013/10/11(金) 18:55:28.00 ID:aJyjpyKDi
のび太「山口ってLINEでなんかあった?」
マサオ「?うーん…あぁーー!あったあった!
BOSSが『グループを作ってそこに山口を入れて、
叩きまくろうぜ』みたいなこと言ってそんなことになった。」
のび太「お前ら最低だな。」
冗談っぽく、冷たく言った。
でもマサオは
マサオ「いやいやww俺はやり過ぎかなーって思ったよ?
思ったけど、BOSSが…」
こいつはどこまでクズなんだと思い、
のび太「頼むからもうやめてくれ」
とだけ言ってこの話を終わらせた。

347: のび太 2013/10/11(金) 18:57:48.68 ID:aJyjpyKDi
俺もあとあともうちょっときつく言えばよかったと思ってたが、
どこかで自分がはみられてるのを恐れていた。
これが俺の限界だった。しょぼい。
でも俺が言ったからなのか、
それとも飽きたのかはわからないけど次第に
LINEのようなイジメはなくなっていった。

348: のび太 2013/10/11(金) 19:01:49.75 ID:aJyjpyKDi
学校に着くとチワに
チワ「部活いけ部活!!」
と耳が痛くなるほど言われたので
二週間ぶりに部活へ。
それまでずっと一緒にいていたのを
急に離れるということはとても不安なことなんだなと
身にしみて感じた。
俺はなんだかのけ者にされる気がした。
クラスのこともあってなんだろう。

350: のび太 2013/10/11(金) 19:03:51.39 ID:aJyjpyKDi
でも実際は今までとなんら変わらなく絡んできてくれた。
「おぉーー!久しぶり!!」とかはなく、
普通にあたかも今まで俺がクラブをいっていたかのように話してくれた。
俺がクラブの奴らを好きなのはこういうところがあるから好きなのかな。
そう思うと同時に”はみられている”と感じていた俺はクラブのやつのことを
なんらわかっていなかった。
ほんと申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
部活が終わり、また楽しく部活の奴らと帰った。
俺は無事に部活復帰を果たせたのだ。

351: のび太 2013/10/11(金) 19:26:48.73 ID:aJyjpyKDi
そんなことを愉快な仲間たちに話すと、
チワ「おぉーー!良かったじゃん!」
山口「良かったな!」
ケンヂ「そーか、じゃあのび太はクラブの方にいっちゃうのか…」
イワンコフ「まぁ、そりゃそうだろな」
と意外な反応…もっとバカにされると思っていた。
のび太「いや、いかないよ。とりあえずこの文化祭が終わるまで
俺はクラブに行かないつもりだから。」
ケンヂ「おぉーー!そっかー!またいつメンで楽しく騒げんのか!」
とケンヂは喜んでくれたが、3人は心配そうにしていた。

352: のび太 2013/10/11(金) 19:29:20.57 ID:aJyjpyKDi
イワンコフ「また気まずくならないか?」
山口「そこは言っといたほうがよくない?」
チワ「のび太はいけ!部活!」
と言われたけど何回も残ると言ったので
それ以上は何もいってこなかった。
全てのことが順調に見えた。
”チワ”のことをのぞいては。
みなさんお忘れだろうが俺と山口はチワのことが好きだ。
最近そんなのろけている場合じゃなかったので話はしなくなったが、
この一連があって俺はチワに対する
好きという気持ちはより一層でかくなっていた。
多分これは山口もそうだと思う。
そして俺は密かに告白を考えていた。

353: のび太 2013/10/11(金) 19:33:48.79 ID:aJyjpyKDi
俺は思っていることを正直に言うという
山口との約束に則って、
のび太「俺チワに告白するわ」
山口「そーか、いつ?」
のび太「そのうち」
山口「言うとき教えてくれ」
俺はなんでそんなこと教えて
なんかいうんだろうと思ったが問い詰めず、
のび太「わかった」
と言って、この話を終わらせた。

354: のび太 2013/10/11(金) 19:36:53.06 ID:aJyjpyKDi
俺たちのことは置いといて
話を文化祭に戻そう。
今の状況は
”カナリヤバイ”
何一つとして完成していない。
唯一”告白”だけが終盤を迎えていたが
それ以外は振り付けさえ危うい。

俺たち毎日残っていた組は
ダンスが出来ない奴らに徹底的に教えた。
朝に講堂にいって皆に教えて、
昼は靴箱の近くにある広場で教えて、
放課後は特に出来ないやつにクラブ前だけでも教えた。
すると、ちょっとずつみんなも覚えてきてだいぶさまになってきた。
ちょっとぎこちないところもあるが
あまり映らないようにしたら大丈夫!
ってことになってついにクラス全員踊れることになった。

355: のび太 2013/10/11(金) 19:39:03.71 ID:aJyjpyKDi
すぐに全員で踊るところを撮り、
涙サプライズはだいぶ完成に近づいていた。
告白も計画的にやっていたおかげでもう完成していた。

残すはチームB押し…
俺たちは基本出ないが掛け声みたいなのをしなくちゃならなかった。
それを頑固拒否するBOSS一味。
いろいろな葛藤があり、
仕方なく掛け声はなしになった。

356: のび太 2013/10/11(金) 19:48:49.38 ID:aJyjpyKDi
そして撮る当日。
文化祭まで8日。ビデオ提出まで5日と迫っていた。

カメラを任された俺たち五人+イケメン+マサオは
その打ち合わせを眺めながら
「もうこれが撮り終わったら最後か…」としみじみしていた。

357: のび太 2013/10/11(金) 19:51:08.64 ID:aJyjpyKDi
すると、やはり掛け声が欲しいとなった。
さすがにこればかりは恥ずかしかった。
その時ちょうどケンヂがチェックの服とジーパンを履いていたので、
シャツインのメガネでオタ役をやらせた。
これが予想以上にハマり役で周りに見ていた俺らは笑いを
こらえるのに必タヒだった。
撮影は無事に終わり、拍手が。
俺は”頑張って良かった。”
そう心から思った。

358: のび太 2013/10/11(金) 19:53:20.69 ID:aJyjpyKDi
みんなできゃっきゃしながら教室に戻った。
衣装から私服に着替えてる途中、
テンションが上がって覗こうとしたが、
デブスにガチで引かれたのでやめた。

そんなおのろけムードのまま俺たちはいつものように並んで帰った。
いつものようにチワをビビらせて、神社を通り、馬鹿やって。
これが永遠に続けば…
本当に何度思ったかわからないほど楽しかった。

359: のび太 2013/10/11(金) 19:55:57.63 ID:aJyjpyKDi
チワ「どーしたの?」
のび太「いや、ほんといろいろあったけど
頑張って良かったなってふと思っただけw」
そういうとチワはふーんと言い、
チワ「キモッwww」
と言ってきた。相変わらずだなww
でもそういうとこが落ち着くんだよなぁと
自分に言って聞かせそのあと

のび太「なぁ、」
チワ「ん?」
のび太
「この後話したいことあるから
 今日はこっちの線で帰ってくれない?」
チワは俺が乗ってる線でも帰れるのだ。
チワ「えぇーーwやだよwwめんどくさいww」
のび太「頼むよww」
チワ「しゃーなしだよー」

360: のび太 2013/10/11(金) 19:58:00.92 ID:aJyjpyKDi
もしかしたらチワは気づいてたのかもしれない。
俺の思ってたことがわかってたのかもしれない。
俺は今日しかないと思った。
今日を逃せば絶対に後悔する。


そう、俺は告白することを決めた。

362: 名も無き被検体774号+ 2013/10/11(金) 20:11:56.08 ID:yl9Pi/NA0
告白きたか!

363: 名も無き被検体774号+ 2013/10/11(金) 20:27:29.21 ID:dJwMtzRr0
決めたのか!

365: 名も無き被検体774号+ 2013/10/11(金) 20:43:52.70 ID:qkSVtteX0
やっと追いついた。のび太いいやつジャン

366: 名も無き被検体774号+ 2013/10/11(金) 22:02:21.62 ID:czvjiFJu0
ハッピーエンドになるんだろうか。


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引用元 今までで1番嫌いになった女に告白した話