418: なごみ 2012/11/20(火) 09:32:20.82 ID:P5cgPZZU0
大学生のとき、一人暮らしのアパートを引っ越すことになった。 
友人数人と、電車45で分ぐらい離れた実家から
姉が手伝いに来てくれたのだが、なぜか姉はデカイ荷物持参。
「?」と思いつつ作業を開始し、昼飯時。 
コンビニや食べ物屋に行くのも大変な田舎のこと。
しかし俺は見栄はって、 
仕出屋に寿司の出前を頼んでおいた。友人らには大好評。 
夕方前には引越し終了。
新居でひとまず落ち着いて、友人らも帰っていった。 

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が、最後まで残っていた姉が、
例のデカイ荷物をもったまま帰ろうとする。 
「引っ越し祝いか何かじゃないのか?」と問い詰めても言葉を濁すばかり。 
じれったくなってむりやり荷物を奪い
中身を見ると――大量のオニギリだった。 
「引越しで台所も片付けてるし、
 みんなお昼に食べるものないだろうと思ったんだけど……。
 すごいお寿司とか出てきたから、出しにくくなっちゃった」 
恥ずかしそうに苦笑する姉。俺は泣きそうになった。 
もちろんそのオニギリは全部ひきとって、
ラップにくるんで冷凍保存し、 
一週間かけて全部食べた。最高にうまいおにぎりだった。

420: なごみ 2012/11/20(火) 11:27:07.48 ID:OUcojOQh0
>>418 
やさしい姉弟だな 
こういう話大好き

425: なごみ 2012/11/20(火) 23:40:16.38 ID:2dgc/h930
>>418 
>>420 
こういう、涙腺が緩む話が出てくるから、
ここを離れられない><




引用元 あなたの心がなごむとき~第68章