霊能者と名乗る女性が来て、
改めて娘の話を聞いて、霊視が始まった。
そしたら言いにくそうに、
「ご両親の前でごめんなさいね、あなた性格悪いでしょ。それも物凄く」
と言い出した。

親として霊能者に抗議すべきところなんだろうが、
私も夫も
「うん…だろうね…だと思ったから止めたんだけどね…」
としか言いようがなかった。

娘は周りを下げることが多い。
ちょっとすれ違った、おそらく拒食症の人に聞こえる声で
「あー、あんな気持ち悪いガリガリにならなくてよかった！」
とか平気で言ってしまう。
高校時代、お父さんを亡くした親友の家に招かれた時も
「すっごいボロ家だね！あっごめん、
　つい本音が笑お父さんいないと大変だねー」とか言って、
その場で追い出されて1人帰されたりしてた。
私が菓子折り持って謝りに行った。

職場の人のことを聞いても、
2時間ノンストップで先輩達の容姿の悪口を聞かされ、
それを職場でも発言してるということも聞いていた。

霊能者は
「あなたプライド高いけど能力は普通。
　更には体力がとても低いのね。
　多少口が悪くても優秀ならみんなもここまで嫌わないわけ」
「まずあなたにおすすめしたいのは、転職。
　あなた本っ当に嫌われてるから出世は無理ね」
「あと、資格のお勉強をしてるけど勉強方法変えなさい！
　過去問から解いてるでしょ。
　教科書の読み込みからスタートして。そしたら絶対受かるわ！」

と娘のプライドをズタズタにしていった。
娘が途中でキレたけど、
次第にシナシナになって、じゃあどうすれば…というと、
霊能者が「メモをとってくれる？」と言ってメモさせた。

・人の学歴?失敗?容姿について一切話さない。
・ミスを指摘されたらすぐ確認して謝る。
・長々と反論しない。
・もしお金に困っていないなら、
　すぐに退職の手続きを取ること。恐らく送別会は開かれない。
・演技が上手く、初手の印象を良くするのがとてもうまい。
　だから次は大手を目指せる。
　あなたのプライドに見合ったステージで働ける（今中小企業勤め）
・転職したら、その日してもらった良いことをメモにとり、読み返す

とアドバイスしてきた。
霊的なところでいくと、
「もともと素晴らしい守護霊様がついている。
　文才のある歌人だからあなた、文才には恵まれたはずよ。
　けれど守護霊様はあなたの言葉や行いに悲しみ、
　今私に『こずっとこの娘を見守ってきたが、
　言葉や行いが見るに耐えない』と訴えている」

「あなた、資格試験が終わったら本を読みなさい。
　幼い頃のように、たくさんの本をお読みなさい。小説でいいのよ。
　そして沢山の綺麗な言葉をもう一度吸収して」
と言ってきた。

びっくりしたのが、娘のこと全部言い当てたこと。
中小企業勤務なことも、体力が低いことも、
資格試験を受けることも、勉強方法も全部当たってた。
あと娘は確かに本が大好きで、
高校時代までは毎日本を読んでいた。
読書感想文や小論文で全国レベルのコンテストで何度か受賞してる。

でもそれらは敢えて霊能者に伝えてなかったらしい。

なので娘はすっかり霊能者に心酔して、本当に退職してきた。
霊能者の言うとおり、同時期退職の女性には送別会があり、
娘にだけは何もなかったらしい。
資格試験も合格したし、確かに大手総合職に合格した。
娘はそこらへん取り繕うのが上手くて、
「中小企業で労基法も守られず、このままキャリアを潰したくなかった。
　一念発起して資格も取り、再チャレンジしたい」
と言ったら合格したらしい。

ただ、熱しやすく冷めやすい娘なのでどこまで続くかなあ…と思う。

>>930
面白い話だけどまず親が
・人の学歴?失敗?容姿について一切話さない。
ってところを教育しておくべきでは？とは思ってしまった
でもまあいい方に改善して良かったね

>>938
親に叱られたり窘められたりするだけじゃ全然ダメで、
他人との人間関係で痛い目見てやっと学習する
って経験を、娘さんはやっと履修したんだよ
こればかりは親はどうにもしてやれない