216: 名無しさん@おーぷん 24/08/12(月) 23:47:22 ID:bk.3k.L1
親戚の結婚がきっかけで伝統的な食文化について研究してる
民俗学の大学教授と知り合いになって、へーってなる話を聞いた
「秋ナスは嫁に食わすな」って言葉があって、
これは嫁に美味しい秋ナスを食べさせるなっていう嫁いびりという説と
体を冷やすナスビを涼しくなる秋に嫁に食べさせたら体調を崩すから
食べさせないほうがいいという気遣いって説があるけど
実際には嫁じゃなくてネズミに食べられないように注意しろって意味なんだそうだ

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元々は鎌倉時代の
「秋なすび わささの粕につきまぜて よめにはくれじ 棚におくとも」
という短歌が元になってて、
これは
「棚に保管してる秋ナスの粕漬をネズミに食われないように注意しろよ」
という意味なんだとか
この当時はネズミのことを夜に目が光る動物という意味で
夜目(よめ)と呼んでてそれが後世に嫁と混同されたそうだ
鎌倉時代は食料事情が悪かったのとネズミが多かったことから
秋に野菜の漬物をネズミに食われるのは
冬の餓死に直結するとてもやばいことだった
でも近代になってネズミも減って食料も豊富になると
そういう事情が忘れられてネズミに食わすなという
発想をする人がいなくなって誤解されたんだろうとのこと

あとウナギが関東で背開きなのは
武士社会の関東では腹開きは切腹を連想するから避けられたって話、
これも間違いだとか
もし切腹のせいだったらウナギ以外の魚も背開きになるはず
でも実際には関東でもウナギ以外の魚は全部腹開き
なぜウナギだけ背開きになったかというと
関東のウナギは泥臭くて脂がきつかった
だから泥臭さと脂を抜くために焼いた後に蒸すようになった
でも蒸すと身が崩れやすくなるのでそれを防ぐために
分厚い背中側の肉が切り身の外側に来るようにして
串を打ったことから背開きになったんだとか
なのでウナギを蒸さない関西ではウナギは腹開き
蒸しの有無は江戸時代の関東ではあっさりした味が好まれ、
関西ではこってりした味が好まれたという事情もあったかもしれないとのこと
なぜ蒸さなかったら腹開きなのかというと
魚はお腹の方が身が薄いから腹開きのほうがやりやすいので
理由がないならわざわざ背開きをする必要性がないから

一般的に言われてることが実際には誤解だったってあるんだな

218: 名無しさん@おーぷん 24/08/13(火) 00:52:44 ID:Y0.yn.L6
>>216
こういう話、好きだ

219: 名無しさん@おーぷん 24/08/13(火) 07:59:12 ID:IH.nj.L1
>>216
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夜目と嫁、無っ茶納得できる


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引用元 何を書いても構いませんので@生活板141