残業で帰宅が遅くなった日、後ろから足音が聞こえたので振り向いたら猫がいて自宅までついてきた。この猫のことを先に帰宅してた夫に話したら…

628: 名無しさん＠おーぷん 25/06/23(月) 19:01:41 ID:09TZ

8年ほど前のことですが、残業で遅くなって
最寄りの駅から自宅までの暗い住宅街を歩いていた時
後から微かに足音が付いてきて、
速足で自宅に向かうとその足音も速くなって
思い切って振り向いたら猫だった。

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猫ってこんなふうに
見知らぬ人間についてくるイメージがなかったから
何だろうと思いながら
時々振り向きながら歩いていると結局自宅までついてきた。
自宅に入ってドアスコープから覗いてみたら
門扉のところに猫の姿が確認できた。
しばらく見てたけど動く様子がなく、
先に帰っていた夫に「どうした？」って聞かれて
かくかくしかじか･･･と話したら、夫が外に出て行って猫を抱いて戻ってきた。

629: 名無しさん＠おーぷん 25/06/23(月) 19:02:01 ID:09TZ

ここでも、猫がこんな簡単に人間に抱かれるイメージが無かったから
なんて人懐っこい猫なんだ、犬みたいだと思った。
高校生の娘は「猫ちゃん！かわいい！！」って大はしゃぎ。
夫が実家が猫を飼ってたことがあったので世話を頼み、
とにかく一晩うちで過ごしてもらった。
翌日が土曜休みだったこともあって、
夫が猫の写真を撮って近所のいくつかの動物病院と市役所の掲示板、
町内会の次の回覧にと“迷い猫”のチラシを作った。
そして自費で動物病院に連れて行ったら、
避妊手術はしてるみたいだから飼い猫だったのかなと言われた。
手術済みなのにさくら耳じゃなかったから。
年齢は5～6歳ぐらいかなって。そして心筋症を持っていた。

630: 名無しさん＠おーぷん 25/06/23(月) 19:02:14 ID:09TZ

その日の夜、家族でずいぶん話をした。
保護猫団体に連れて行くか、いっそうちで飼うか。
娘はうちで飼いたいと言ったが、
飼い主が現れたら諦めなよと説得。
結局飼い主は現れず、うちで飼うことに決めた。
実は猫を拾った２年前、一人息子を病気で亡くしてたのね。
その息子も心臓が悪かった。
笑われるかも知れないけど、
私たちには息子が猫の姿を借りて戻ってきたのかと思ったの。
もちろんそんなオカルトめいた事を本気で信じたわけじゃないけど
そう思ったら猫が愛しくて愛しくて。

631: 名無しさん＠おーぷん 25/06/23(月) 19:02:26 ID:09TZ

そして昨年、娘の結婚を見届けてから虹の橋を渡った。
変な言い方だけど、息子が死んでから夫も私も娘も、
心から笑えなかったし
ここから抜け出せる気がしなかったんだけど
猫が我が家に来てから家族がみんな生き返ったようだった。
心臓に病を抱えながら、
健康な猫と変わらない年齢を重ねて長く家族に幸せを与えてくれた。
二度息子を亡くしたような気持ちも少しはあったけど、
「ありがとうね」と言う涙ばかりこぼれた。

632: 名無しさん＠おーぷん 25/06/23(月) 20:23:30 ID:Hb02

>>631
NNNすごい
猫ちゃんのご冥福をお祈りします
虹の橋の袂で待ってるかも